弾丸登山ならぬ超鈍行富士登山
 夏が来るとうずうずするのが富士登山です。7月1日には富士吉田口が開山されてTVでは賑わっている様が放映されている。富士宮口は10日開山日になると5合目までのマイカー乗り入れが出来なくなり、水ケ塚公園からのバス利用で行動時間に問題がある小生は最終バス時刻を気にして昨年は剣が峰をパスして立つことが出来なかったので、10日以前にと天気予報とにらめっこして7日のみがAランクとなっているのでこの日がラストチャンスと思って急遽思い立った。
 期日  202377日(金) 晴
 メンバー  山田
 往路行程 君津IC3:33=横浜町田4:23=足利SA5:05/5:35=御殿場IC5:40=新五合目駐車場6:50 
 登山コース  宝永入口7:10富士宮5合目登山口(2450m7:206合目宝永山荘7:40…新7合目御来光山荘8:45…元祖7合目山口山荘9:408合目池田館10:409合目万年雪山荘11:359.5合目胸突山荘12:30奥宮(3720m13:15/13:30剣が峰(3776m13:50/14:15…富士宮5合目17:30…宝永入口17:40
(コースタイムには休憩時間を含む)
 復路行程  宝永山入口17:55=御殿場IC18:45=横浜町田19:304=君津IC20:30
 行動時間  登り=6時間40分、下り=3時間25
 
みずがつか公園から
五合目
八合目小屋横から
剣ケ峰

剣ケ峰を振り返る

ツララが
フジハタザオ
イワツメクサ

宝永山を
ベニバナイチヤクソウ
 さすがAランクで保障された天候で、東名から足利SAから五合目からと富士山は晴れ渡ってくれてます。五合目の駐車場は略満杯で宝永山登山口前に軽1台分の余裕があってそこに駐車します。もう下山している登山者もあって御来光を見ることが出来ましたとのことです。

 越前岳に金時山に駿河湾も広がって空模様を心配することなく歩く始めますが、相変わらずピッチは上がることなく御来光荘の新七号目に。山開きの準備に忙しい従業員に(九州のSCRAP仲間の建三君と二人で富士登山を計画していて)今月26日にお世話になりますと声をかけると「今日は弾丸Bulletですか」「いやいや、超鈍行登山ですよ」と応えた。

 蟹股で人間ブルドーザみたいに這い上がるおっさん、彼は富士登山1000回以上をこなしているとのことです。たかだか32回目は恥ずかしい。

これまでは抜かれっぱなしでしたが、八合目を過ぎるころから数人を抜くようになってきますが青息吐息は変わりようがありません。

 目の前の下山者の靴底がぱっくりと剥がれて飛びます。他にガムテープや紐でくくった人と3人も会いました。

各合目での休憩時には岩塩を舐めて給水に専念して脱水症予防に努めますが、今日1gの水も下山時点ではまだ少し残っていました。

 富士宮コースはまだ登山者はまばらで奥宮に来ると富士吉田口からの剣ケ峰を目指していると見受けられる特に外人さんもいます。

 剣ケ峰は2019年以来4年ぶりで写真を撮ってもらったり撮ったりして心行くまで過ごします。遠方の八ヶ岳方面は厚い夏雲が湧いていますが、山頂付近は風もなく越前岳は一日中見ることが出来ました。

 夕日を受けてオンタデに宝永山が映え、イワツメクサ・ベニバナイチヤクソウに富士山固有種と言われるフジハタザオも見ることが出来ました。

 今日は時計を気にすることなく下山者との会話も生まれて無事下山することが出来ました。

もう、単独での日帰り富士登山はこれでThe Endです。

総括:20172018の記録と今回の記録から

 

2014

2015A

20172018B

2022

2023

比較

A)と

比較

B)と

5合目〜奥宮まで

230

270

365

360

1.57

1.34

剣が峰下〜5合目

120

135

165

190

1.58

1.40

昨年と比較すると登りでは略同等であるが、下りはバスの時刻を気にすることなく歩けたので25分も長くなった。結論的には以前のような脚力は期待できないことが明白に証明されました

今回の富士登山は今まで以上に疲労感は高く、首周りの日焼けが二日後も痛かった。