お花いっぱいの平標山
 昨年625日(土)にも平標山に登りました。この時、Tさんが足が攣ってKさんサポートで9合目から引き返し下山の時刻も大幅に遅れて、彼から「まんてんの湯」で生ビールのおごりもあって、今回はそのリベンジでTさん企画で計画されました。当初は23日・24日と平標小屋泊りで二日目は仙ノ倉山まで足を延ばして花を満喫しようとのんびり計画が組まれていましたが、生憎2324は絶悪の天気予報で中止となり、25日はAランクとのことで日帰り案が提案されて全員OKAYとのことで実行することに決定しました。
 But、小生にアクシデント発生。23日起床すると左足アキレス腱痛で階段の昇降が出来ません。リーダーのT氏に不参加の連絡して整形外科に。患部は赤くは腫れてなく痛風ではないだろう、炎症だろうと漢方薬と痛み止めと湿布薬を一か月分処方してもらう。左足アキレス腱と右足膝は老生のアキレス腱なのです。
 土曜日様子見していると、午後からは何とか行けそうなのでT氏に「行きます」の連絡をしてザックの中に痛み止めと湿布薬とサポーターを追加したが、スマホは忘れていました。
 日程  2023年6月25日(日)
 メンバー  山田、小川、栗田、伊藤、田村
 往路行程  木更津南IC4:00=練馬IC=月夜野IC=元橋登山口7:30
 登山コース  元橋登山口(954m)7:50…鉄塔9:05…松手山(1614m)10:00/10:15…平標山(1984m)12:00/12:40…平標小屋(1655m)13:30/13:45…平元登山口(1200m)14:50…元橋登山口(954m)15:55
 行動時間  7時間05分
複路行程   元橋登山口16:10=猿ヶ京温泉・まんてんの湯16:30〜18:00=月夜野IC=木更津南IC21:30

登山口

松手山

山頂を望む

山頂にて
何故か縦位置に修正不可

平標小屋

オノエラン
アカモノ
マイズルソウ
ツマトリソウ ハクサンチドリ
ヨツバスオガマ コバイケソウ
ハクサンイチゲ群落

ハクサンコザクラ
ワタスゲ
 昨年の反省を含めて1時間強の早めの出発で眠く、ドライバーのOさんも大変みたいです。曇り空も三国トンネルを抜けると晴れ間が覗いていて今日一日の天気を約束してくれてます。登山口からは早速急登が始まり、若者Grには「お先にどうぞ」と道を譲る謙虚さが出まくりです。鉄塔先で仲間が立ち休憩しますが、自分は遅いので休むことなくモクモクと進んで松手山に到着すると仲間は10分遅れで到着するもその中にKさんの顔がありません。Kさんは昨年はサポートで引き返していたので今回もリベンジ組だったのですが身体が重く4合目手前で引き返したそうで残念です。

 この辺りから花が目立つようになり、昨年教えてもらった花の名前が思い出せませんでしたが若いOさんはチャント覚えていて「オノエラン」とのことで思い出しました。

 ギンリョウソウ・マイズルソウ・アカモノ・ゴゼンタチバナ・ヤマツツジ・モミジカラマツ・オオカメノキ・エンレイソウ・イワカガミ・ナナカマド・シャクナゲ・ウラジロヨイウラク・サラサドウダン・ハクサンチドリ・ヨツバシオガマ・ハクサンイチゲ・ミヤマキンポウゲ・ミヤマホツツジ・コバイケソウ・ユキザサ・タニウツギ位が知っている花名でそれに私の大好きなツマトリソウは登山道脇に多く見られて嬉しくなります。

 大きな山容に霧が流れて山頂も見え隠れしていたが、昨年より思ってたよりも早く賑わう山頂に立つことが出来ました。

 昼食をして立とうとすると両足が攣って痛くて立てない!岩塩を舐めて水を飲んでようやく治まりました。

 仙ノ倉山にはガスがかかっていて山頂は望めませんが、鞍部にはお花畑が拡がっている情報で木道を下って数分でハクサンイチゲの大群落が見事に繰り広げられていて、その中にハクサンコザクライワカガミも点在していて「花の平標」たる由縁がここにあったのでした。

 満喫して平標小屋へ単調な木の階段を下ります。途中の湿原にはワタスゲが風に揺られて大源太山へと続く稜線の基部に赤い屋根の小屋が見えて、賑わう小屋に到着して腹いっぱいの清水を飲んで、お土産にテルモスを満タンにします。

 もう一つのお土産が、酒のツマミにと山菜の王様と言われる若葉のコシアブラの葉っぱを数枚いただきました。

 平元登山口までは距離も短く急坂の下りで、膝を心配しましたがダブルストックで難なく下りましたが、これからの林道歩きで身体が自然と左側に進むのです。林道から川沿いの山路では川に落っこちそうになり、心配して勉ちゃんが後ろを歩いてくれて捕まえてくれて無事ゴール、笑顔でKさんも迎えてくれました。

 まんてんの湯ではゆったり温泉と赤谷湖を見下ろすテラスでの泡は生気を取り戻してくれました。
関越道から振り返ると夕焼け空にオキノ耳とトマノ耳の双似峰が浮かんでいました。