今倉山〜二十六夜山グルリッパ
  二十六夜山は昨年5月に初めて登って、山頂からの眺望に見入ったので、今年は今倉山から二十六夜山に縦走すると赤岩から二十六夜山までの未踏の尾根を完歩することになるので計画していた。いつもの仲間に声掛けすると女性軍はお仕事とかで不参加となった。

又、今倉山の一等最初は19952月に副島先輩の退職記念を兼ねて赤岩まで足を延ばして、山頂では富士山・南アルプス・八ヶ岳等々の雪嶺を眺めながら延々3時間の宴会を行ったと記録に残っている。

 期日  2023年5月20日(金)
 メンバー  山田、小川、伊藤、田村
 往路行程  木更津南IC5:30=都留IC=道坂隧道バス停8:10
 コース 道坂隧道バス停(908m)8:20…道坂峠8:35…今倉山(1470m)9:50/10:05…御座入山(1480m)10:25…西ヶ原(1386m)10:35…赤岩(1450m)10:50/11:40…中ノ沢頭(1410m)12:00…林道出合(1214m)12:20…二十六夜山(1297m)13:00/13:10…林道出合13:25…道坂隧道バス停14:15 
 行動時間  5時間55分
 復路行程  道坂隧道バス停14:25=芭蕉月待の湯14:40〜15:30=より道の湯15:50〜17:10=都留IC17:20=木更津南IC19:00
 昨日は417分に木更津震度5君津は5の地震に見舞われて大変な騒ぎとなったが大きな被害はなかったが、九州からの山友から電話・メール等のお見舞いをいただいた、まだ心配してくれる友に感謝です。そして今朝は山行きのために昨日とほぼ同時刻に目を覚ましたので眠い出発となった。
 山の天候はAランクだったのに曇っていて車中からの富士山も望めないまま道坂隧道バス停前に着いた。すでに3台のマイカーが止まっていて今倉山か御正体山に登っているのだろう。
 今倉山までの標高差は約600m弱なので2時間目標にと出発、展望は得られないものの新緑に染まって、柔らかな山路は歩きやすく、足元はフタリシズカにトョリカブトの群落で時折ヒトリシッズカも目につき、下方の谷からツツドリの声を聞こえます。山頂近くになるとミツバツツジのピンクが色鮮やかに添えてくれます。
 今倉山は今回で四回目でそれぞれの山行きに思い出が詰まっています。
 山頂で立ち休憩をして御座入山・西ケ原とトレランコースみたいなトレールを順調に進むと、両サイドはミツバツツジの飾りが続き、キンランにユキザササも目に留まります。赤岩からどっしりと構えた御正体山に杓子山の上部には厚い黒雲で期待した富士山は眺められないが誰かな?「今年はあくほど富士山を眺めたから…まあいいか」と。それでも360度の山座同定に余念はなく、少し早いが昼食を摂っていると山頂がぽっかりと空いた隙間から眺められ喚起の声が上がりましたが、それもつかの間でした。
 あきらめて出発、林道出合からもう一登りで今日五座目の二十六夜山に。二十六夜山の謂れはと調べると看板に記述されていました。

山名は江戸時代に盛んとなった旧暦の正月と七月二十六日の夜に、この日の月光に現れる阿弥陀仏・観世音菩薩・勢至菩薩の三尊の姿を拝むと平素の願いが叶うと信じられ、かつてはこの二十六夜山の山頂で麓の村人達によって、遠く道志山塊から昇る月を拝む月待の行事が行われたとのことに由来したとのこと。

ここでも期待した富士山は眺めることはできなく林道出合に戻って入口は通行止めになっている林道を下ります。タニウツギに仰ぐ若草色の山肌の木々には吸い込まれそうでした。
 下山後はお決まりの温泉で、今回は芭蕉月待の湯で食事は15:00でオーダーストップのことで都留市内を探すもなくて、いつものごとく「より道の湯」で軽く食事をして帰路につきました。