ブナの新緑鮮やかな玉原高原 
  昨年11月初めにブナ林の紅葉を求めて玉原高原の尼ケ禿山を歩いたが、紅葉には遅かったがブナ林には感動して新緑の時期に再訪しようと思っていた。 5月を迎えてネットで新緑タイミングを検索すると5月下旬から6月上旬となっているが、今年は雪解けも早かったので21日に尋ねることにした。
 一人ではもったいないので女房を誘った。今月初めに眩暈がすると二日間は点滴を行うほどだったので気分転換にもなると女房を誘ったが初めは渋っていたが高度差は少なく歩行時間も3時間程度とのことで同行してくれることになった。
 日程  2023年5月21日(日)
 メンバー 山田夫妻 
 往路行程  君津IC5:50=美女木JCT6:50=(PA朝食30分)=沼田IC8:25=玉原センターハウス9:00
 コース  玉原センターハウス9:151210m)…ぶなの湧水…玉原湿原入口…(玉原湿原)…玉原越…ゲ…長沢三角点1302m10:25…ブナ平11:00…玉原センターハウス11:45  ・行動時間:2時間30
 復路行程  玉原センターハウス12:30=沼田IC12:55==君津IC15:30
 
・・・ツツジ
コバイケソウ群落

ブナ平に向かう
ブナの命を聞いて
ブナの大木

ブナ林を

ブナ地蔵

大石を抱くアオダモ

ブナの実のキノコ(白いのが)

我が家のブナの幼木
 記録   今日は晴予報であるが関越道からの山展望はないままに玉原センターハウスに到着すると駐車場はほぼ満杯状態で高崎ラジオ体操Grの団体さんが体操をしています。我々はその横をすり抜けてスタートします。
 ハルゼミの出迎えを受けてブナの湧水で喉を潤します。湿原に入ってコガラが目の前の枝にとまり遠くからツツドリの声も届いてきて、濁った大きな声の鳥は何だろうか?
 白い花はオオカメノキ?ピンクの花はアケボノツツジ?か 
 湿原はまだ眠ったままで水芭蕉は咲いてなくコバイケソウの群落がいくつかありましたが花を咲かせたら凄いだろうな〜と思わせます。トウダイグサの似た花はオゼタイゲキとのことです。
 玉原越で尼ケ禿山コースとは反対方向のブナ平を目指します。熊注意の看板もあったので熊除け鈴にホイッスルも時々吹きながら歩きます。これまですれ違ったのは36人のみです。後半には24人でした。
 ブナ林に突入すると時折指す陽射しにブナが輝き足も止まります。
 大木のブナの根元には今年生まれたばかりのブナの赤ちゃんが沢山生えていて生命力のエネルギーをこの老体にいただきます。
 昨秋の尼ケ禿山から拾ってきた種を庭に植えていたら今年目が出で葉っぱが出てきてブナの葉に似ているので今回確認したらやはりブナのようでシメシメと今後の成長が楽しみです。  
 足元から二羽勢いよく飛び立ったヤマドリに驚かされ、小鳥の声も聞こえていると言われますが難聴?の老生には残念ながら届きません。
 急坂を登って三角点の長沢山に到着しますが、コース中も頂上も全く眺望は得られません。相棒曰く、「今日はブナの新緑を見に来たのだからと…」
 ブナ地蔵、沼田の名木百選のシナノキ・ミズメに石を抱いたアオダモ等も目を楽しませてくれます。鹿俣山との分岐から下ります。
 落ちたブナの実を拾って観察している人から、ブナの実に生えている白いのはキノコで名前も教わりましたが忘れたが珍しく貴重だとのことです。
 我々はコシアブラの新葉を数枚と山ブドウの新芽を数個いただいてスタート地点に戻りました。
 ブナの新緑を味わうためには5月上旬位の早めが良いではと思いました。
 ラジオ体操Grが戻ってきて体操を始めたので仲間に加わって何十年ぶりかのラジオ体操ですが覚えているものですね。
 早く帰ろうとのことで、リゾートセンターに寄ってみると残雪を抱いた谷川連峰を眺め、雲は取れて子持山榛名山も確認できて渋滞にも会うことなく無事帰宅することが出来ました。

 往復ともドライバーは小生が担当、女房殿はブナ林に大満足して夕刻自宅近くの中華料理店に行き、生ビール2杯に酢豚・ニラバラ炒めを食しましたが味は小生の舌には合いませんでした。