滝山城跡(169m)と国立新美術館
 山と渓谷誌に【多摩地区の丘陵地帯にある「かたらいの路」をたどり、雑木林の奥の山城跡へ】が掲載されていたのを切り取っていつかは歩いてみようと思っていたが、ここだけではもったいないな〜と思っていたら、(東京・六本木)国立新美術館で開催されている《示現会》の招待券をいただいたので組み合わせていくことにした。
 期日  2023年4月9日(火)晴
 メンバー  ソロ
 往路行程  君津BT7:40=東京バスタ8:47=乃木坂9:21国立新美術館10:00〜11:30)…乃木坂=お茶の水=立川=拝島=小宮駅13:38
 コース:  小宮駅13:50…滝山城跡登山口15:20…滝山城本丸15:40…滝山城跡駐車場16:00…東秋留駅17:25(移動時間:3時間35分)
 復路行程  東秋留駅17:30=拝島=東京=君津BT20:00
 示現会展    国立新美術館には初めてと言うより最近は東京へ出かけることなんか殆どなく迷子にならないように東京バスタから乃木坂までのルートを何度も予習をして早めに自宅を出た。予習の甲斐あって10:00開館前に着いた。
 すでに多くの人が並んでいるのはルーヴル美術館展示現会展は2Fで数人だけだったが開館すると多くの観覧者で会場の部屋数は多くい広く一枚一枚見ていたら日が暮れそう。老生は部屋の中央に立ち見渡して山の絵(山麓から描く山は風景画で山に登って描くのは山岳画)の中で興味ある作品だけを近寄って鑑賞、目の保養になって自分も少し頑張ってみようと思った。
 伊藤直子さん作品の<歩荷>の前で「何の目的でこんなに荷物を背負って、20sですかね」とご婦人二人から問われたので作者になり替わって「山小屋に登山者の食料を背負って運んでいるのですよ、70sはあるのではないですか、歩荷(ボッカ)と読むのですと」答え、他に青木淳子さんの穂高と上高地からの穂高連峰と五竜岳が気に入った作品だった。(写真撮影はOKですと了解を得て数枚撮りましたのでHPにアップしました。3Fの水彩連盟展は足早に眺めた。
 

国立新美術館
 滝山城跡   

予定VS実績コース

城跡入口を見つけた

標識

尾根との合流地点だった

本丸跡の霞み神社
 八高線の小宮駅に降りたが閑散とした田舎町で山渓の切り抜きのMAPからはどの方向に進めば良いのか?
 歩くコースの予習をしてなかったことが大失敗となってしまった。人を見つけて滝山城址の方向を聞いて満開の‘ハナミズキ’街路樹脇の歩道を進んで、二人目のおっさんに聞くと丁寧に教えてくれたが車道のコースのようでルートを大きく外れて遠回りになっているのに気が付くのが遅かった。
 まあいいか、今日はウオーキング目的だからと遠くに見える奥多摩の大岳山に慰められながらアスファルト道を西陽を浴びながら進む。 ヤマレコマップ上から滝山城址に近づきながらたどると登山口の山道を見つけ、足がうれしいと喜んで城跡の二の丸址・二の丸址・三の丸址・虎口・霞神社・引橋・空堀・井戸に本丸址を巡った。
 案内書ではここを本拠としたのは武将・北条氏照で強固な城だったが、武田信玄の軍に攻められた際には二の丸の門まで敵が肉薄。この城の防御力が不十分であることを知り、八王子城を築いてそちらへ移ったという。八王子城跡にも近々歩いてみようと思っている。
 アカゲラのドラミングを聞きながら城跡を下って駐車場に着いた。これも大間違で本来のコースは本丸から尾根通しであるが引き返してもよかったが、まあいいかと国道沿いの歩道を進んで峠道を越えるとウワミズザクラが満開で眼下に多摩川が現れ大岳山も大きくなってきた。
 東秋留橋を渡って今日の終着地点の東秋留駅で、今日の予定コース距離9.5qが16.5qとなってスマホのバッテリーが無くなってしまいました。
 帰路の電車は座れてコックリコックリしていたので以外に時間も短く感じ、夕食を八重洲地下街でと思っていたが人が多く君津BTからは車なので泡も飲めないし腹も減っていないのでと真直ぐに帰った。

マスクの装着率は90%近くと非常に高く異様な情景がまだ続いていて、日本人の勤勉さや人目を気にする性格からではないだろうかと感じた。