ブナ林の紅葉を期待した尼ケ禿山
 Amagahageyamaの前の由来を調べたが判らなかった。山はブナ等で覆われていてそれらしき雰囲気はなかった。
 この山を知ったのは201511月に鹿俣山を登って民宿泊して二日目に尼が禿山予定していたが、前日からの空模様も怪しく全員?登る意欲が削がれたので中止して観光に切り替えたので、それ以降チャンスを狙っていた。
 3日に山の神を誘ったら「今は仕事が忙しく疲れているので休みの日はゆっくりしたい」からと断られた。勤務先は年末のクリスマスツリーや門松造りで大忙しくて、パートなのに週五日/9:0017:00で給与も10月は多かったと福沢諭吉君を1枚くれたので一人で行くことにして渋滞を避けるために平日に実行することにした。
 日程  2022112日(水)
 メンバー ソロ 
往路行程  自宅5:16=君津IC5:24=美女木JCT6:22=(PA朝食20分)=沼田IC8:20=玉原センターハウス9:00 
 コース  玉原センターハウス9:15…ぶなの湧水9:20…玉原湿原入口9:25…ゲート分岐9:40…(反時計回り)…尼ケ秀山(1466m)10:40/11:25…迦葉山分岐12:00…ゲート分岐12:25…玉原湿原散策12:4013:10…ぶなの湧水13:15…玉原センターハウス13:20    行動時間:4時間5
復路行程   玉原センターハウス13:25=沼田IC13:55=(高坂PAトイレ休憩)=美女木JCT16:05=君津IC17:15=自宅17:28
 
楓に迎えられて
山頂を目指して

田原湖に映る紅葉

ブナの大木
登山道から

鹿俣山と武尊山を

田原湖とピラミダルナ庚申山

赤城山に

浅間山に

玉原湿原
 記録   昨夕は雨が降っていたが予報は2日から晴れ日が続くとのことで予報を信じて翌日2日に決めた。快晴が期待できる冷え込んだ朝、関越道を走ると左側には鈍い銀嶺の富士に武甲山・荒船山・妙義山・遠くに蓼科山から続く尾根に白い頂は赤岳か、綿帽子をチョコンと乗せた浅間山に榛名山は大きくなってきて特徴ある子持山が迫ってくる。右側には赤城山が、その奥に白い頭が見えるのは男体山だろうか?上州武尊山に紅葉に彩られた迦葉山と大好きな関越道からの山座同定ですが、今日は1人なので脇見運転厳禁で注意運転します。沼田ICを降り玉原センターハウスに、途中に2015年の鹿俣山に登った時に泊まった民宿「水芭蕉」はまだ営業しているみたいでした。

 センター前の駐車場には数台停まっているだけで登山者かなーと思ったが外れでした。歩き始めて直ぐに‘ぶなの湧水’があり一口飲みましたが帰路にはペットボトルに詰めて翌日コーヒーで飲みますが、何となく美味しく感じます。

 尼ケ禿山の頂が唐松の紅葉のトンネルの上に見えてきて、ゲートから反時計回りに進みます。腐葉土の登山道は柔らかで足に優しいが、登りになると相変わらず息を弾ませていて、野鳥は囀っているのだろうが耳が遠くなってきた老生には届かなく、アカゲラの力強いドラミングだけを一度耳にしました。残念だがブナの紅葉はもう終わっているようでした。略、コースタイムで山頂に到着します。

 山頂に座り込んでマップを拡げて山座同定に時間をとります。左からは鹿俣山の奥に屏風のように聳える上州武尊山、玉原湖の奥に袈裟丸の尾根上にピラミダルな三角錐は庚申山、更に右に首を振ると赤城山が大きく裾を拡げています。子持山に小野子山は小さく見え、榛名山を眺めて遠くに見えるのは浅間山です。谷川岳方向は木々が茂っていて確認できなく残念です。独り占めの山頂を後にすると、地元の小父さんが登ってきて、ここにはよく来るよと話していました。今日の唯一の出会った登山者でした。降りに樹間から見えたのは白毛門に笠ヶ岳では?

 降りは迦葉山分岐を経て玉原湖に下ってゲート分岐に戻り、猫の額ほどの玉原湿原に寄り道しますがこの時期には花もなくススキ原と長沢尾根の紅葉をテラスに座り込んで眺めて戻りました。

今回山行の一番の問題は単独長距離運転です。ダイハツ「ミラージュ」634号での遠出は大月が一番遠く往復300q強で、今回は500q弱あり心配しましたが、スピードが時速100qを超すと「スピードに注意してください」と優しい小百合ちゃん似の声が、運転時間が2時間を超すと「そろそろ休みましょう」と、センターライン・アウトラインを踏むとアラームが鳴る高齢者ナビに助けられて無事帰着することが出来ました。

次にはブナの新緑頃に玉原高原の長沢三角点(1302m)コースや探鳥路等を歩いたり、民宿「水芭蕉」の女将さんの話では「ブナの実がはじけると森中に木霊する」とのことでしたの、このタイミングも良いのではと思ったりしました