体力の限界を思い知らされた富士登山 
  昨年の切りの良い30回で富士登山は終わりと思っていたが夏が来ると何故かまた富士山へ登りたい思慕が強くなるのが不思議だ。富士宮口の開山日は710日でそれ以前の五合目までマイカー乗り入れ可能な日を狙っていたが、上旬は左足のブヨに刺されて歩きは控えていたが良くなってきたので中旬を伺うも富士山の天気予報は毎日Cランクで不適となっていたが、12日には13日だけがBランクとなったのでこれを逃すとチャンスが遠のくと判断して急遽13日に決行を決め行動食等を買った。※開山日以降は水ケ塚の駐車料金¥1,000に五合目までのバス料金往復¥2,000と出費が嵩むのと時間ロスが発生するので避けたかった。
 期日  2022713日(水) 曇り&霧雨
 メンバー  山田
 行程  自宅3:30=君津IC3:37=横浜町田4:27=足利SA5:00/5:20
御殿場IC5:32=水ケ塚P6:00/7:00=新五合目7:30富士宮5合目登山口(2450m7:406合目宝永山荘8:00…新7合目御来光山荘9:10…元祖7合目山口山荘10:058合目池田館11:059合目万年雪山荘12:059.5合目胸突山荘12:55奥宮(3720m13:45…剣が峰下ブル道分岐13:55…富士宮5合目16:40/17:00=水ケ塚P17:30/17:45=御殿場IC18:23=君津IC20:00=自宅20:10
 行動時間  登り=6時間05分、下り=2時間45
 
 記録   東名では雨でワイパーが激しく動いて、今日は駄目かなーと思い何処で引き返そうかと思いつつ足利SAに寄った。山頂は望めないものの雨は止んで後ろの金時山は望め、雲の切れ間から時々青空も覗いたりしてスマホで五合目の天気予報はABランクとなっているので水ケ塚に車を走らせるも山に向かう車は1台もなく駐車場は空いている。足利SAに寄った20分のロスで一番の6:00発のバスは出て行って、健康チェックと体温測定をされて二番の7:00発は3人の乗車客のみです。ちなみに昨年は協力した富士山保全協力金は行なわなかた。

 いつもならメボソムシクイの囀りと駿河湾に越前岳が望めるが全く駄目で、天候の性か登山者もまばらで霧雨が流れてきますが雨具を着けるほどではなくウインドブレーカーで十分用は足ります。

 足の鈍さは最近のペースですが登山者が少ないのでそう抜かれることもなく、抜く数の方が多いです。立ち止まっての休憩は止めて小屋ごとに10分程度休憩して行動食を摂りエネルギーの補充をします。八合目を過ぎると極端にピッチが遅くなっているのが自分でもわかります。

 嬉しかったのは六合目過ぎに自分を追い越していった40代の男性が奥宮手前で顔色が蒼白になって座り込んでいて追い抜いてことです。

悲しいのは下りの人から声を掛けられますが返事の言葉が出ないほど疲れ切っていることです。奥宮3720mは一応頂上富士館となっていて活発な女性からスマホのシャターを押してもらいますが、下りの最終バス18:00が気になっていて遅くとも14:00には下山と思って剣が峰に向かいますが、ブル道分岐から剣が峰まで200mですがこの200mを登下降するには40分は計算しないといけないので諦めて13:55下山の途につきます。昨年と同様です。

※かなり昔御鉢巡りをしていたらツアーリーダーと思しき人物がゲストの人達に「御鉢に立ったら富士山に登ったことになります。剣が峰だけが山頂ではありません」説明していたことを思い出しました。そう言えばキリマンジャロも火口壁でギルマンズポイン(5685m)にウフルピーク(5895m)もどちらに立っても山頂証明書がもらえました。

降りは転ばない様に慎重に降って16:40五合目に無事帰還しましたが、この余裕時間があれば剣が峰に行けたかもと一瞬思いましたが、余裕があったからこそ無事に歩けたのだとポジティブに捉えることが出来ました。

 水ケ塚で車の中で仮眠と考えていたが眠くもなく、雨の中を追い越し車線を走ることなく走行車線のみの安全運転を心がけました。

 総括   2017、2018の記録と今回の記録から
 

20142015
A

20172018
B)

2022

比較(A)と

比較(B)と

5合目〜奥宮まで

230

270

365

1.59

1.36

剣が峰下〜

5合目

120(宝永山経由)

135

165

1.34

1.23

 4年前と比較すると体力の衰えが顕著に表れていているのが判り、これからは低山を中心にした山行に心掛けよう。もし、富士山に挑戦の時は山小屋泊で時間を気にしなくて心に余裕をもって。