花の百名山・平標山
 過去溯ると今回で6回目いずれも印象に残っていますが、特に1回目198411月に土樽から新雪をラッセルしながら山頂には辿り着けずに雪の中でビバークして遭難騒ぎにもなってしまったことです。2回目は200010月ソロで谷川岳から万太郎山・仙ノ倉山を縦走して平標山に。3回目は2,00010月、4回目は20047月登山教室で引率して水上のペンション泊、5回目は201510月山仲間のN君と二人で松手山コースを彼が大汗を掻いてようやく小屋に辿り着けて、それ以降彼は山を止めたのか?誘っても来なくなりました。一人で行っているかなー?

何故か平標山が好きになっていて、今回は仙の倉山まで足を延ばして山小屋泊でのんびり歩こうと提案したが日帰りなり、それでも前回のコースタイム以内で歩けるのんびり案を作成して仲間を誘った。

 日程  2022625日(土) 
 メンバー  山田、小川、伊藤、藤原、栗田、田村
 行程  木更津南IC5:05=月夜野IC8:108:50平標山登山口P954m9:10…鉄塔10:35松手山1613m11:30/11:50平標山1984m14:00/14:25…松手山14:4017:20登山口P19:00=猿ヶ京?19:35/20:50=月夜野IC=木更津南IC23:45 
 行動時間  8時間10
 

ハコネウツギ

アカモノ

マイズルソウ

ウラジロヨウラク

ツマトリソウ

ラクチン山行

山頂を望む

オノエラン

乾杯

ハイ ポーズ
 記録  心配した天気は猛暑日に変わったが雨の心配はなくなって一安心です。
 高速道の渋滞もなく順調に進んでくれて赤城・上州武尊・子持山・榛名・妙義に浅間・荒船・両神に富士山も眺められ山に登る高揚感も高まり登山口の駐車場に到着すると、何と臨時駐車場に案内されて百台近くは…最近はコロナの性もあって人の少ない山に慣れているのに吃驚仰天です。花の百名山が人を誘っているのか若者が多いのが特徴です。

 我々も意を決してさあ!出発です。最近は軟弱な山行が多かったせいか急登に顎が上がり汗が滴り落ち、後ろからの登山者には道を穣ることばかりです。ヤマツツジ・タニウツギが出始めると気を紛らわしてくれ、高度を上げるにしたがって高山植物が顔を見せ始めてくれます。マイズルソウ・アカモノ・ツマトリソウ・ゴゼンタイバナ・モミジカラマツ・オオカメノキ・エンレイソウ・イワカガミ・ナナカマド・シャクナゲウラジロヨウラクハクサンチドリ・ユツバシオガマ・ハクサンイチゲ・ミヤマキンポウゲと思い出しただけで15種あり、初めて知ったのはオノエランホソバノキチドリの二種でした。

 NTさんが足が攣ったと遅れ気味になり、松手山で昼食を摂ってEKさんがサポートしてくれますので我々四人は無情にも先に進みます。

 空は夏山、振り返ると残雪を抱えた苗場山がどっかりと横たわっていてそれに連なるのは赤倉山に佐武流山、遠くは榛名山・浅間山に平標山の西側には源太山・三国山か?

 ガスが東側から流れてきて稜線を覆うこともあるが強い陽射しは変わることなく照り付けてきて山頂に辿り着くことが出来ました。小屋は真下に覗けますが、仙ノ倉山は真っ白なガスに覆われて残念ながら久しぶりのお顔を拝見することが出来ません。

後発隊の2人と連絡がついて「山頂に到着するには遅すぎるので、当初は元平新道を降る予定だったが登ってきた松手山コースを降るので先に引き返してください」と酷な連絡です。七合目当りで合流、後発隊は「30分遅れ位で下山するので先行してくれ」とのことで先に進みますが、我々もなかなか進めなく予想より30分遅れでようやく下山。私は山菜の王様と言われる若い新葉の‘コシアブラ’を見つけて天婦羅用に数枚頂いてきました。

我々が下山して後発隊は30分遅れで?いや〜60分は遅いだろうと勝手なことを言っていましたが、雷雨もなくヘッドランプを付けることなく明るさが残っているうちに90分遅れで無事下山してくれました。

汗を流し生ビールを補充をと猿ヶ京温泉の「まんてんの星の湯」に立ち寄るも食堂のオーダーストップが20:00ですと冷たい返事、入浴余裕時間は10分しかなくシャワーのみで済ませて6人分の食事とドライバー以外の5人の生ビールを注文、そうするとNTさんが「迷惑をかけたので、生ビールは奢ります」と気前良く言ってくれるので、更に生ビールを3杯追加した。記録として累計標高差1330mの登下り、タイムは2015年を少し上回っていたが、2004年のこぶし山の会よりはかなり遅れていた。

遅くなったので渋滞もなく3人は今日中に帰り着いて3人は0時を回っていた。

久しぶりのハードな山歩きだったような気がする。