日光高山(1687m)と平家高原民宿村・一乃屋 
  5月末日は小生にとって晴れ日なので念願の安部奥山稜を計画したが、梅ヶ島温泉から安部峠の林道は3年前の台風19号の土砂崩れで未だに通行止めとのことで代替え案として①日光高山と一乃屋②編笠山とロッジ山旅③平標山と山小屋の三案を提示したら圧倒的?に①に決定した。

栗山東照宮は明治元年の戊辰戦争の時、上野で破れた彰義隊の残党が日光山に立てこもったと判断し、総攻撃をかけることになった。このことを聞いた会津藩の藩士が、東照公徳川家康ご神体と男体山三社権現のご神体を会津鶴ヶ城に移そうとして持ち出したが、途中鶴ヶ城が既に攻撃されていることを知り、野門の小栗家・一乃屋に隠し至って栗山東照宮に祀られていると言われている。一乃屋に初めて宿泊したのは201010月にこの時に高山に登っていることが記録を整理しているときに判明した。二度目は201211月宇都宮アルプスを歩いて、三度目は201311月霧降高原・丸山と大笹山を歩いていて今回は10年振りで夕食の囲炉裏端での串物(岩魚・鹿・野鳥・味噌べら等々)にどぶろくの熱燗に期待大です。

 日程  2022530日~31
 メンバー  山田、小川、伊藤、栗山、藤原
 

シャクナゲ

シロヤシオ

中禅寺湖を

山頂で

白根山を

トウゴクミツバツツジ

龍頭の滝

一乃屋炉端焼き

女将さんと10年振りの

美味かった
 530  木更津南IC5:40=清滝IC8:559:25龍頭橋P9:45…高山11:25/12:15…熊窪分岐12:40…熊窪13:15…赤岩14:00…龍頭の滝14:50…龍頭橋15:00=戦場ヶ原15:15=(山王林道)=一乃屋15:55  <行動時間;5時間15分>
 531  一乃屋/栗山東照宮9:10=(霧降高原道路)=日光東照宮=(杉並木)=宇都宮餃子・徳次郎=宇都宮IC13:50=木更津南IC15:55
 記録   三郷JCTの渋滞を避けるために今までより30分早くスタートしたので大渋滞にもならずに順調に走っていたが、トラブル①宇都宮から日光・宇都宮線に移る際一般道に降りてしまって徳次郎ICから再度高速に乗った。徳次郎ICは宇都宮アルプス第2弾の時に乗降車したので懐かしくあった。

 車中からは大真名子~女峰山~赤薙山の荒々しい南面に、途中那須連山も垣間見ることが出来ました。いろは坂を登って龍頭の滝上のPに。この駐車場は昔テント泊でお世話になっていることを思い出した。トラブル②龍頭の橋を渡ってのところを手前から山道に入って約15分のロスタイムだったが、ここも龍頭の滝上の激流を眺めることが出来た。コバイケソウの群落を縫って高度を稼いでいくが、後ろからの登山者にはいつものように抜かれてばかりですが、ヤマレココでは一般の1.01.1倍のスピードとなっていてそんなに遅くなく自己満足していた。新緑の樹間からは中禅寺湖や男体山・日光白根山も覗き、シャクナゲ・シロヤシオもチラホラと現れてきて10数人の登山者が憩う平坦な山頂に着きました。我々もプシューとプルタブを引いての昼食をとって下山は反対方向の中禅寺湖畔に向かって急坂を降ります。このコースの登山道はフアフアで足に優しく疲れも和らいでくれるようです。熊窪から湖畔を歩くのかと思うも、結構アップダウンもあるが湖畔を渡るそよ風にトウゴクミツバツツジに癒されながら龍頭の滝を眺めて戻りました。戦場ヶ原で男体山を眺めカッコウの初鳴きを聞きズミの花はチタホラと咲き初めの感です。

 一乃屋までナビは山王林道ではなく霧降高原道路を導いてくれますが、山王林道は3回通過しているので人間ナビで行くことにします。この間すれ違ったのは車2台に猿数匹に雪渓が数か所との出会いでした.

 一乃屋の今夜の客は我々5人のみで他に工事関係者の長期滞在の3人だけのようです。食事まで時間があるので久しぶりにいつものパターンで部屋で麦酒で寛ぎます。夕食は期待通りで質・量と大満足、トラブル③山田君はクロサンショウオの炭火焼をまだ焼けてない生状態を食べましたがそんなに違和感はなかった。翌朝、トラブル④勉ちゃんがスマホが無いとのことで呼び出すも着信音が聞こえない、栗田さんが布団を持ち上げるとシーツの中から、何故かマナーモードになっていたが一件落着です。

 栗山東照宮にお参りして出発。霧降高原はまさしく名前の通り霧で見通しは全くゼロで東照宮に。トラブル⑤山田君はスイス土産の小銭入れをトイレでズボンの後ろポケットに入れたつもりが無い。善良者がトイレの洗い場に置いてくれるのを期待したが無かった。中身¥1,520より小銭入れを失くした方がショックだが東照宮に寄付したことにしよう。

 東照宮はあちこちで拝観料をとられるので中には入らなく、日光杉並木を車で通過しながら鑑賞して、宇都宮餃子を探して「オールスター餃子」に3人は泡を+αしてご機嫌よく帰路に着いた。