桐生アルプス縦走
 首都圏自然歩道の鳴神吾妻ハイキングコースのガイド案内図を入手していたのはかなり昔のことで2000座挑戦にもピックアップしていたが見送っていたが、関東百名山を調べていたら鳴神山があり、4月下旬から5月上旬にかけてアカヤシオ・カッコソウにスミレサイシンが咲いていることなので実行することにした。
 日程  2022425日(月) 快晴
 メンバー  山田、小川、吉島、伊藤、森内、藤原
 行程  木更津南IC6:20=太田桐生IC9:25=吾妻公園10:00=(タクシー)=大滝登山口10:30…肩の広場12:20鳴神山980m12:30/13:10…肩の広場…湯山沢の頭815m花台沢の頭811m14:15三峰山897m14:40…金沢峠15:15大台沢の頭620m大形山681m15:35岡平沢の頭550m西方寺沢の頭550m萱野山568m16:30鳳仙寺沢の頭498m岩木戸山488m16:50…村松峠17:05女山460m17:35吾妻山483m18:20…吾妻公園18:45=桐生市内「いっちょう」19:25/20:25=太田桐生IC=木更津南IC21:30
 行動時間  8時間15
 

スミレサイシン?

アカヤシオ

山頂からの眺望

鳴神山頂

幻に終わったカッコソウ

ドングリの実から芽から
ジュウニヒトエ
仏様二様

フイリヒカゲスミレ

吾妻山ゴールです
 記録   朝一番顔を合わせると「山田さんどうして25日月曜日にしたのですか?」「天気の良い日を選んだんだよ」と自慢して応える、というのもここのところ天候は良くなく昨日も午後は雨、明日も雨予報なのです。

 待ち合わせ場所にM嬢が来ていない、電話すると1時間間違えていたとすっ飛んできて10分の遅れで大したことは無かったが、三郷JCTあたりで事故もあったみたいで大渋滞で約40分はロスしていて、予約のタクシー会社からは電話がきて「今どこですか、何分ごろ着きますか?」吾妻公園には9:10ごろ着いてから電話を入れますと言っておいたから心配してくれてタクシーは公園で待っていてくれて直ぐに出発することが出来ました。

 大滝登山口にはマイカーが数台停まっていてこの時期は人気の山なのでしょう。

沢沿いを登って行くと、吉ちゃんからミソサザイ・オオルリが鳴いていますよ」と言われても老生の耳には高音が届かなく歯がゆい思いがするが、医者は「病気でありません老齢化によるものです」と冷たい対応です。 ヒトリシズカが目につき、ナガバノスミレサイシンも二株あって、期待したカッコソウの群落地は柵で保護されていますが一輪も見つからなく、ヤマレコ情報では同日に違う場所で咲いているPhotoが載っていました。肩の広場から一登りするとアカヤシオはもう終わりの時期ですがそれなりに妖艶な姿を見せてくれています。山頂からは圧巻な眺望が待ってくれています。西方から東の首を振っていくと浅間山・妙義・赤城・上州武尊・袈裟丸・皇海・日光白根・男体山等の雪が光る山波もあって大満足してこれらをおかずに昼食を摂ります。

 さてこれからが吾妻山に向かっての縦走が始まります。東側の谷筋は植栽された檜林ですが、西側はコナラをはじめとして落葉樹の新緑にヤマツツジが高所はまだ蕾ですが少し高度を下げると満開の花園が続きます。 
 尾根は軟らかく足もとにも優しくトレランには最適の尾根道で昔みたいに脚力が残っていたら走ってみたいものです。
 花はヒナスミレ?フイリヒカゲスミレ?にジュウニヒトエが待ってくれ、カタクリの花はもう終わっていました。
 すれ違ったのは吾妻山から鳴神山を往復するトレイルランナー一人だけで縦走するのは我々グループのみのようです。山頂を発ってから2時間5分で中間地点の金沢峠でこれからアップダウンも激しくなり疲労も出てくるので吾妻山には17:30には着きたいなーと。「ああ、足が攣ったとか下りは膝が痛い」の声も出始めましたが、ヤマレコトレースから約18か所のアップダウンを数えて吾妻山に18:20と予想より50分遅れ
 眼下には桐生市街に関東平野が広がっていて、西の空から夕陽が射しこんできてヤマツツジを更に赤く染め上げてくれています。
 朝夕に吾妻山に登っているという地元のおじさんからいろお話を聞いて、降りではエスコートをしてくれます。この降りは岩場が多く足元が不安定で、しかも薄暗くなってきてランプを点けて身体中に塩が吹いてのゴールです。腹が減って店を探すと外見は高級な料亭みたいだったが、メニューを見るとファミレス同等のリーズナブルなので入って、ドライバーさん二人以外は生ビールに各自お好みの料理を注文してお腹が落ち着きました。

 企画した老生としては桐生アルプスを少し舐めて居たみたいで反省大ですが、久々に歩いたなーと内心は充実した一日でした。   皆さんありがとうございました。