鉈目会恒例の越年山行ですが、昨年はリーダーのコロナ怖いとのことで八ツの横岳は中止となって、今年は年末にかけてオミクロンなるものが騒ぎだしてどうなるかなーと思っていたら、湯ノ丸高原の角間山(1981m)、三方ケ峰(2040m)、見晴岳(2095m)の三山の計画書の案内が届いた。 三日目は帰君だけだったので佐久平住人?の新川さん情報で虚空蔵山(774m)を追加してもらった。 |
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日程 | 2021年12月30日〜2022年1月1日 |
メンバー | 山田、吉島(リーダー)、伊藤、小川、丸山 |
12月30日 | 木更津南IC5:30=東部湯ノ丸IC=紅葉館P10:30…角間峠13:15/13:30…紅葉館P14:30=奈良原温泉16:00(泊)<行動時間:4時間> |
オリオンが南西の空に輝く早朝に出発。関越道で渋滞があったが約30分遅れで地蔵峠を越えた鹿沢温泉に到着、駐車場には山屋の車は駐車していない。身支度をして「雪山賛歌」の歌碑がある登山口から角間峠を目指すも、登山道は全く人が歩いた形跡はなく、雪もだんだん深くなり膝上になるとピッチが一層遅くなりまさに雪中行軍で、夏コースタイム1時間の角間峠に2時間45分と約2.8倍も要し角間山までは更に斜度も増すので山頂には15:30頃着となりリーダーの判断は即下山の決定がなされた。下山も2倍以上の時間を要することになってリーダーの賢明な判断が正しいことが証明された。地蔵峠に戻って明日の取付きコース箇所を確認して宿に向かった。 宿の標高は1070mで建物は古く冷蔵庫に入っているようで、部屋のストーブが唯一の暖房です。今夜の宿泊者は我々のみのようで部屋で乾杯して風呂に。風呂は鉱泉で大きな湯舟なのでなかなか暖まらないのでアルコールで身体の中から温めます。 |
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12月31日 | 奈良原温泉8:15=地蔵峠=湯ノ丸スキー場P8:40///第6リフト上の駅9:15…湯ノ丸高原林道…池之平歩道…湯ノ丸スキー場P11:45/12:30=地蔵峠=奈良原温泉13:30(泊)<行動時間:2時間30分> |
一晩中降った雪で道路には積雪していて湯ノ丸高原スキー場に。雪も舞っていリーダーが今日の行動を迷い始め、取り合えづスキー場の食堂でコーヒーを飲みながらの作戦会議。一応三方ケ峰・見晴岳を目指すことにしてリフトに乗って高度を稼いだ。 唐松の霧氷樹林が輝いていてここまで来た甲斐があったようだ。湯ノ丸高原林道に降ると新しいスキーの踏み跡がありこれを進むことになったが、壺足になって歩き難く雪も激しくなって途中で引き返すことになった。スキー場の食堂で持参の行動食を摂って宿に向かった。今日も我々のみで部屋で飲み温泉に浸って夕食には年越し蕎麦も出て、小生は早々にベッドに入ったがAK・TI両君は紅白歌合戦なるものを大きな声を出しながら観ていたようだった。 |
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1月1日 | 宿=小諸IC=佐久南IC=多福寺8:55…虚空蔵山9:20/9:35…多福寺9:55=佐久南IC10:20=木更津南IC14:00<行動時間:1時間> |
朝一に元旦の温泉に入ってお屠蘇・お雑煮等のお正月料理を頂き山を降ります。湯ノ丸山の方は雪雲が掛かっていたが佐久の山々に八ヶ岳は晴れていて良きお正月日和です。多福寺には地元の方々の参拝者多く我々も「今年の平安」を願ってお参りして空身で山頂に向かったが、足元は雪が踏み固められていて滑りやすくストックや軽アイゼンが必要だなーと思った。 山頂には絶景が待っています。私の2000座目の平尾富士に圧巻は荒船山、御座山・芽来山に八ヶ岳、北アルプス方向は雪煙か霞んで、浅間山も頂は雪雲で全容は隠れて残念です。でも、飽きることの無い虚空蔵山からの眺望に大満足して山を降りました。多福寺の駐車場で法衣を着た年配の坊さんが袖ヶ浦NOの車を見て「参拝者の車が止められないので止めるな」と正月から怒ってクレームを、この坊さんまだまだ修行が足りないなーと思って後にした。 関越道から振り返ると純白の大きな浅間山が見送ってくれていた。 |