1923(大正12)年に作られた精進口登山道は、富士山の吉田口五合目と精進湖を結ぶ静かな道だ。造成の目的は富士山の自然林を守る事にあり、完成の3年後にこの一帯は「富士山原生林」として天然記念物に指定された。特徴は青木ケ原樹海を横断し、一合目となる天神峠を過ぎた先からは、苔に覆われた溶岩の上に木々が幹をくねらせる、独特の樹海の景観が続く。 今年は富士山頂には残念ながら登れなく、それでは富士山を降ろうと4合目より精進口まで標高差約2,400mを青木ヶ原樹海を通ったり風穴を眺めたりと計画して仲間を誘うと何と6名が集まった。 |
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日程 | 2020年10月4日(日 |
メンバー | 山田、小川、藤原、森内、高橋、湯野川 |
行程 | 君津IC7:00=河口湖IC=河口湖駅前9:35/9:50=(タクシー)=富士山4合目奥庭(2305m)10:25…桟敷山(1795m)12:10…3合目バス停12:20/12:45…天神峠・1合目…県道鳴沢線横断15:45…下り山(1025m)16:40…乾徳分岐(911m)16:55…上九一色消防派遣所17:45/18:15=(タクシー)=河口湖駅前18:35=河口湖IC=談合坂SA=君津IC21:20 |
行動時間 | 7時間20分、歩行距離21q |
記録: | 数日前は快晴予定だったのが当日朝はフロントガラスに雨粒が落ちてきたりしたが、河口道に入ると富士山頂もガスの中に浮かんで幸先良いスタートとなった。 朝の渋滞を見込んで早めに出発したが渋滞も無く富士山5合目行始発バス10:10より早めに着いたのでバス代+αでタクシーで行くことにした。スバルラインの脇道に車が多く駐車していて茸採り姿の人を沢山見かけた。 奥庭には多くの観光客にバードウォチング(カケス・ルリビタキ等を見ているとのこと)の人がいるが登山者は我々のみです。 唐松の紅葉は始まっていて、振り返ると富士山が確かめられます。倒木は多く跨いだり潜ったりと障害物競争です。多様な苔類が見られ‘苔女’にはたまらないでしょう。下り一辺倒ですが足元は溶岩でゴロゴロしていて歩き難いです。茸採りのおじさんは収穫の籠をぶら下げていて今年は少ないと嘆いていて商売ではなく自分で食べる分だけと言っていました。 今回のルート沿いには足を少し延ばせば5座が稼げると調べていて、先ずは1座目の桟敷山に小川さんと二人で荒れ果てたピークを踏んで女性軍には三合目バス停で食事をしながら待ってもらうことに。我々も直ぐに追いついて昼食を。食事中にチャリンコで5合目を目指す東南アジア系のGrには頑張れコールを送ります。イガドノ山・弓射塚への取付きポイントは見逃して天神峠に、ここから長尾山にはしっかりとしたルートはあるようですが時間が無いのでパスします。軟水林道を過ぎてルートから少し外れて大室山東側の1280mピークを目指しますがお疲れモードに入った女性軍を考えてパスして大室山ブナ林や富士風穴に、ここまでくると2組のツアー的なグループと出会いました。 ルート全体にはポイントポイントには標識があって迷うことなく進めますが、地点の名前が刻まれてないので地図読みしながら確認していきます。 5座目の下り山も小川さんと二人で目指しましたが、GPSがうまく機能しなく通り過ぎていて引き返して三角点を踏むことが出来ました。 曇っていて薄暗くなってきて河口湖行の最終便17:40も過ぎて、ヘッドランプを灯しての歩きになりますが女性軍は足は遅くなってきますが明るく元気です。展望は全くなく、後半は変化の少ない歩きとなってきましたが東海自然歩道を横断すると10分でゴールとなり一安心します。 4合目までのタクシー運転手から名刺をもらっていたので連絡すると喜んできてくれ「遅かったね」と気使ってくれます。 時間が遅くなったので風呂も止めて、お腹も空いて河口湖駅付近で食堂を探すも‘安くて旨そう’な店はなく、込み合っている談合坂SAで簡単にすまして |
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