三浦アルプス第2弾
  2月は霧氷の山にと検索したが、地球温暖化の性で今年も積雪は少なく近場の霧氷の山は見当たらなくそれではと三浦アルプスをと考えた。第2弾と記したのは20174月に安心針塚駅〜畠山〜乳頭山〜上二子山〜下二子山〜阿部倉山〜新逗子駅と三浦アルプスの北側尾根を歩いていたので、今回は南尾根のラクダ尾根を歩くことした。しかし、三浦半島の昨年の台風15号の影響で山は荒れているとのことで'二子山山系自然保護協議会' に歩くコース問合わせたら大丈夫ですとの連絡を受けた。北尾根は倒木で歩けなとのことも付加されていた。

 前回の安針塚駅…塚山公園8:15から畠山の取付きに迷走して約3時間のロスタイムを作っていたので今回は慎重に下調べをして臨んだ。

 期日  2020215日(土)
 メンバー  山田単独
 行程  自宅5:30=(マイカー)=金谷港6:00/6:20=(フェリー)=久里浜港6:55=(バス)=久里浜駅7:33=田浦駅7:50…田浦梅園8:40/9:40乳頭山(205)10:10茅塚(215)10:40…<ラクダ尾根>観音塚(167)12:30利根山(189)13:00仙元山11713:25…葉山下山口13:4014:40逗子駅14:55=(電車・バス=久里浜駅15:35=久里浜港16:20(フェリー)=金谷港17:00=(マイカー=自宅17:40  <行動時間6時間50分>
 写真  三浦アルプススライドショー
 記録   東京湾フェリーには3年振りで唯一の船の山旅で嬉しく、朝陽に薄く染まる富士に向かって船が進むのは最高の気分です。

電車内の風景は以前はスマホを手にしている人が7割近くいたが、コロナウイルス騒動でマスク姿が7割近くとなっています。田浦駅前には梅祭りのピンクの幟が風に靡いていてこれに導かれて田浦梅園に着きます。今日が梅祭りオープン日で早朝とあって誰一人として来園者はいなく、花も5分咲きで白梅が多く華やかさに欠けるきらいがあります。

しかし最高の贈り物に出会います。梅の花の蜜を求めて集まる野鳥の群れで、ヤマガラ・シジュウガラ・メジロ・カワラヒワ・エナガ・イカル等々に群れが飛び散ると猛禽類がやってきたのです。先が無ければここに佇んで居たいものです。ピークの展望台の先に古い仙元山…の標識を見つけてこれで無事に山に入れると思った。少し進んだ先の道標には山名がなく目の前には高速道路が走っていて一旦下ってこの高速の下を潜って山に取り付くのだろうと判断して下った住宅の道路をウロウロするも取付き点が見当たらない。

「迷ったときは元に戻る」のルールに従って登り返して先の標識を前にじっくりと考察すると左手の尾根を進むと高速道を跨る橋を見つけてこれを渡ると登山道に出てホットした。前回は3時間だったロスタイムが1時間で済んだので良しとしよう。

ロープが設置されたり椿の花に飾られた急坂を登り切ると京浜田浦駅からの登山道との合流で二人の女性と出会った。乳頭山は直ぐで前回に頂を踏んでいるので茅塚に向かうと三国峠から畠山に分かれて茅塚に。標識はなく茅との中に鉄塔が立っていて大楠山にゴルフ場が目の前に拡がっていた。登山道に戻ると先ほど擦違った若い女性のトレイルランナーが引き返してきて仙元山へのルートを細かく説明してくれて安心です。

これからのコースは小さなアップダウンの繰り返しでラクダ何百頭繋いでいるのだろうかと<ラクダ尾根>の意味がようやく理解できました。

登山者が続々と増えてきて、その中にCツーリズムは「屋久島行きたい」で大半が昔若かったであろう女性が95%を占めていました。トレイルンナーのグループは若い女性が半分は占めていて、もう一度トレイルを走ってみたいと思ったもしますが叶わないことです。

茅塚から観音塚までの中間地点には四本幹の大櫻があったが2時間弱と長く感じ、1時間のロスタイムもあって、しかも計画書を落としてしまっていて計画に対する進捗状況が判らず気が焦ったりして座ることなく、一度立ったまま行動食を少し口にしただけです。登山道でカンワラビと土竜の干からびたのがあった。

利根山は「ソッカ山」ともあり、地元の愛好家グループが過去の山名を調べて呼称しているそうです。江の島の奥に富士山が薄ぼんやりと浮かんで、右手の尾根は丹沢山塊です。急は階段を昇降して辿り着いたのは今日の最終目的地の仙元山でここからは相模湾がと富士さんの大展望はかすんでいて残念でした。

これで目的の新しく四座を踏みましたが、前回の2017年の上二子山(209)はカウント漏れだったので追加させてもらいました。

仙元山から下山した葉山町から逗子駅まではバスが10分おきに走っていたが、街並みウォチングをして歩いた。

今日こそは海軍カレーを食してと思っていたがフェリー乗り場の食堂はもう閉まっていて今回もレトルト(¥600)を求めて帰った。帰路のフェリーで鋸山に迎えられ、夕陽の祝福されての良き山旅だった。