南アルプス前衛の山・入笠山に
  年末年始恒例の山は入笠山に決まったのは何時だっただろうか?昨年の北八ヶ岳の帰路だったかなー。小生は2日目の本沢温泉から東天狗岳に向かう途中、身体から力が抜けて歩けなくなって退却、しらびそ小屋のお母さんからは何をしているのかと叱られるし、もう冬山は無理だと思ったので入笠山だったらと賛同していた。計画書が送られてきたので折角行くのならと3座追加をお願いした。
 自分自身にとって入笠山は過去3回登っていて、その記憶を思い出すと1回目は年末年始で大晦日は餅つきに宿泊者全員で飲み歌って踊って「ペッパー警部」が流行っていたような気がする。下山は富士見駅まで雪道を下った。
 2回目は鶴ちゃんと二人で山スキーを履いて入笠山を滑り、釜無山まで往復し林道の下りはアイスバーンで転びながら下った。
 
3回目は20043月こぶし山の会20数名で、残雪を踏んだりして、山荘では山の歌を唄い、下山は富士見駅まで歩いたと記録に残っていた。
 期日  20191230日〜202011
 メンバー  山田、吉島、伊藤、小川、丸山、工藤
Photo   南ア前衛の山・入笠山に(山田・工藤合作)
 12/30   木更津南IC6:40=諏訪南IC8:50=沢入9:10…マナスル山荘11:00/11:50アカノラ山1799m12:35大沢山1870m14:00…マナスル山荘14:30(泊)<行動時間;4時間30分>
  30日天気予報は最悪で、フロントガラスには雨滴もあり激しくなればロープウエイもと頭を過ぎるも幸いにも雪になってきた。

 沢入の駐車場には56台、アイゼンも必要なく数aの雪を踏んで入笠湿原に、森閑としていてモノクロの世界が拡がっていて花期にはスズラン・アツモリソウ・クリンソウ・ヤナギラン等々が咲き乱れるとあった。

 マナスル山荘に到着すると部屋で休憩できるとのことでエベレストという部屋で昼食を摂って暖かく長居したくなるが午後の山に出発した。湿った雪が降る中をゴンドラ駅横のピーク/アカノラ山に。標識も無くGPSで標高を確認して次の大沢山に向かった。山荘の横からゲートを潜ってアンテナ工事の道路を歩いてGPSを頼りに笹薮の中から三角点も見つけた。途中で待っていた3人からは戻り遅く寒かったとクレームが出ていた。部屋に落ち着いて夕食までは3時間半もあり持参のアルコールが見る見る間に減っていった。

 待ちに待ったる夕食の時間はバイキング方式であるがローストポーク・伊那産ジャガイモのマッスポテト・信州ハーブ鳥の棒々鶏・もつなべ・あぶりサーモンの刺身・なめこと葱のお味噌汁・自家製野沢菜漬け等々と山小屋ならぬメニュー盛り沢山でした。

 夕食後は談話室の炬燵でギターを奏でる人や同年年代なのにシングルですと独り者をPRする爺さんに犬同伴の夫婦等々と変わった人物像パレードでした。

 12/31   マナスル山荘8:00入笠山(1955m)8:40/8:55…首切り清水9:25…大河原湿原9:50…沢入11:30=八峯苑鹿の湯12:30鼻戸山1423m13:10/13:25…鹿の湯14:00/15:10=ロッジ山旅15:30(泊)<行動時間;5時間00分>
  夜半に雨が降ったそうですが覚えていません。朝には星も輝いていて結構冷え込んでいて、小屋からは登山道は凍ってるのでアイゼン着用の注意もありますが、その中に運動靴の観光客のおっさんは何故こんなところにきたのでしょうか?

 朝食も美味しくいただき、スタッフ達と記念写真を撮って入笠山に。

山頂からは富士山に甲斐駒ケ岳は望めますが他は雪雲の中だし、唐松林の霧氷も無く残念です。

 大河原湿原まで降りて、時間的に釜無山はパスして林道を沢入まで下ります。

 八峯苑鹿の湯に向かって、今回3座目の鼻戸山に。山頂からのパノラマ板には北アルプスから南アルプスまでの眺望は最高のようですが想像のみで下って、冷えた身体を温泉で温めて、9月の雨乞岳の帰路にも寄ったロッジ山旅に。

 年末には山旅を利用されているご婦人二人とは4年振りに再開で、夕食後は談話室で反省会?をして年越し蕎麦をいただき、若者組4人は紅白歌合戦を聞いたそうだが老人組2人は早々をベッドニ潜り込みました。

 1/1   ロッジ山旅8:50=パノラマの湯9:00/9:40==長坂IC10:00=木更津南IC14:00
 2020年の元旦は快晴で明けて、御節と御屠蘇をいただき甲斐小泉駅近郊からは富士山・北岳・甲斐駒ケ岳・地蔵岳のオペリスクを拝み、パノラマの湯で初湯に浸って、露天風呂からは富士山を仰いで山行を締めることが出来ましたが、今年末の山はと聞かれたら答えが浮かばない。