愛川町の低山・富士居山・向山・大峰ハイキング
 甲斐の武田、小田原の北条が戦った三増合戦の古戦場の一端を通る緑に囲まれたコースで、標高は300m前後で、新春の山は陽だまりハイキングとして計画した118日は、今シーズン初めての南岸低気圧が通過して雨に山は雪予報なので、湿雪の中を歩くほどの山でもないと朝一番に中止の連絡をした。昼頃は君津にも霙が降ってきたが、翌日の19日は暦が変わると晴れ予報なので女房に「明日歩くか」と話していたら、小川さんから「少しの雪だったら行くのかと思っていたが、それでは明日行きましょう、なんて冗談」のメールが来たので同行をお願いした。
 期日  2020119日(日)
 メンバー  山田睦、山田近、小川仁
 写真   新春の山は愛川アルプスに
 行程  6:05=君津IC6:15=横浜町田IC=圏央厚木IC=農村環境改善センター7:50/8:30富士居山253m8:45向山375m10:05大峰334m10:25…朝日寺(清正光)11:00…志田峠11:15…農村環境改善センター11:50/12:10=圏央厚木IC12:30=横浜町田IC=君津IC=自宅14:05<行動時間:3時間20分>
 記録  小川さんが迎えに来てくれた時は半月に星も輝いていて、今日の天候を約束してくれて安心なり。

 東名高速・圏央道からは純白の富士に雪化粧の箱根・大山の雪化粧が朝日に照らされての輝きに息が詰まるほどの展望を繰り広げてくれていて、もうこれだけで今日の目的を達したようです。

 ナビは目的地の農村環境改善センターに予定通り誘導してくれ持参の朝食を摂って出発。登山口はセンターの日直の小父さんに確認して迷うことなく取り付くことが出来た。東には茶畑の奥の逆光の中に仏果山・高取山の尾根が白く続いていて濡れた落ち葉を踏んで一登りで三等三角点の富士居山に。

 高度が上がるにつれて昨日の雪がチラホラ現われ足元が滑りやすくなり、陽が上がるにつれて上の木から雪片が落ちてきて首筋に入ってきたりします。

 途中東側の見晴らしの良い箇所からは宮ケ瀬ダムに12月に歩いた南山・権現平にその奥の焼山・黍殻山の白い稜線も確かめられて嬉しくなります。

滑りやすい登山道を登りつめるとポッカリと空いた青空が現れ、路上の雪も厚く積もって周りの木々に圧着している雪も輝いているメルヘンチックな向山の山頂に。ウサギの足跡も見られます。

もう一足伸ばすと大峰に着いたが展望は無しです。ここから往路を向山の先まで引き返して志田峠に降る予定でしたが、途中踏み跡を辿ると「志田山朝日山/清光寺」のお墓に、そこには各墓標に紙パックの「黄桜呑」が一個供えられていて冷えていて美味しそうだったが見送りました。

かなり高いところに建てられた清光寺ですが、道路はなく資材はどうして運んだのでしょうか?道路までは数百段の階段を下り、関東ふれあい道に出て志田峠経由で環境改善センターに戻りました。
 途中、自転車を解体しているガーナー人がいて、コンテナに効率的に詰めるために解体してガーナーに送るのだと自慢気に話していました。
 昨年まで1780座から2000座目標への第一歩として三座を歩くことが出来、愛川アルプスと名付けたいが、残念ながら眺望がイマイチです。

低山ながら雪景色の富士に大山の眺望とトレランコースに最適なコースを十二分に堪能した一日でした。