寄生火口とは大きい火山の山腹からの噴火によって、こぶのように生じた火山。側火山または側火口ともいう。日本で寄生火山が多いのは富士山の70余で、その過半数は、山頂を通る北北西―南南東の方向(フィリピン海プレートの進む方向)に分布している。 今まで南南東ルート上の、宝永山・上二子山・下二子山・腰切塚・高鉢山を富士登山前日に歩いていたが、今回新たに4座を計画して小川さんの協力を得て実行することにした。 |
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期日 | 2019年8月17日(土)〜18日(日) |
メンバー | 山田睦男、小川仁、藤原牧子 |
寄生火口群と富士登山のデジブック | |
8月17日 | 君津IC 5:30=(アクア)=横浜町田IC=足利SA=御殿場IC=片蓋山登山口 |
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片蓋山(1488m);登山口からピストン<9:15〜9:35> |
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台風10号の影響で日程が1日ずれて土日になったので藤原さん参加となって、台風一過とまでならないが絶好の山日和で、渋滞もなく順調に水ケ原公園に着いて4座を目指した。片蓋山への林道入口はゲートで閉鎖されていたが脇を通って進み、踏み跡を見つけて進むと見通しのないピークに難なく辿り着いた。 東臼塚と浅黄塚は山梨県と静岡県の県境界上に位置していて、車を近くの路肩に停めて先に東臼塚に向かって南側に降る。県境なので境界杭があるかと思って探すもなく、苔むした樹林帯の中をGPSを頼りに歩くとピークに。三角点がマップにはあるのでウロウロ探すと約50m西側に鎮座していた。 戻ると三角点マニアの親子三人連れからルートを問われたが、GPSを持っている様子もなく、もう不要になった地図を渡してアバウトな答えを返すと樹林帯の中に消えていった。 今度は北側に進んで浅黄塚も難なく見つけ、ここには手製の標識が下がっていた。次は西臼塚公園に移動すると、ここにはかなりの車が駐車していてシートを敷いて寛いでいる家族を横目に道標に沿って遊歩道を進むと、神木のある山頂に。 取り付き点やルートで時間ロスを覚悟していたが、気が抜けるくらいに順調に4座を歩け、富士宮口新五合目に車を進めた。何故、規制期間中に車が新五合目まで入れるの?と思うかもしれないが、小川号はある条件を満たしているのです。 空いた駐車場にテントを張って先ずは乾杯して、ワイン・ウイスキーと進んで良い気分になっていると監視員らしき人が見回りに来て「テントは駄目、警察沙汰になると・・・」と脅かしてきて、テントは畳んで3人は車中で寝ることにした。 夜中には天の川・夏の大三角点等々と星座が楽しめた。 次は北北西ルート上の寄生火山に挑戦しよう。 |
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8月18日 | 富士宮新5合目3:45…7合目5:15…元祖7合目6:20…8合目7:20…9合目8:10…9.5合目8:40…奥宮9:35…剣が峰10:00…奥宮10:55…赤岩観11:55…富士宮新5合目13:50=御胎内温泉=昼食=御殿場IC17:20=君津IC20:10 <行動時間:登り6時間15分、降り2時間55分> |
ビスターリビスターリの歩きで、息が荒らげることなく歩いているので過去のコースタイムより大幅の遅れですが、もうこの年になって時間を争うことなく「心房細動歩き」で、小屋ごとに休憩時間も長く取ります。その一つは便を催して大枚を払ってトイレを借りることで、通算3回・¥700を収めて出たのは¥50分位しか出ませんでした。 8合目で看護師さんがパルスオキシメーターで血中酸素濃度測定のサービス?をしていて測定してもらったら98と平地並みでびっくりしていましたが、もう1回計ると90位でした。 剣ケ峰は写真を撮るための行列ができていて、割り込みもなく日本人の礼儀正しさの現われでしょう。降りは御殿場下山口から、途中赤岩館から富士宮口ルートに戻って無事下山。誇りと汗を‘御胎内温泉’で流し、御殿場でビールも飲まずに豪華な遅い昼食をして、大きな渋滞もなく帰君できました。 富士山の花は、オンタデ・イタドリ・ヤマホタルブクロ・ムラサキモメンヅル・ヒメシャジン・イワツメクサ・イワオオギくらいでした。 |