リベンジと石楠花鑑賞の小川山に 
 昨年1117日、小川山登山途中に眩暈がして座り込んでついには仰向けになって瞬間的には眠り込んでしまって小川山は中止し、カモシカ新道周回コースを歩いて、翌日は高登谷山に登って帰った。それ以降、かかりつけクリニックのDrは「心房細動だ、走ること山に登ることは中止だ、中央病院で検査だ」と言われてきた。しかし、山を止めることは死んだも同然だと山は継続し、ランニングは控えている。45月の診察時に脈を測って「正常だ」と残念がるDrは検査の一言も発しなかった。

シャクナゲの咲く季にリベンジをとサーポターを仲間にお願いして4名で実行することになった。そしてもう一つは昨年そば処‘みずがき’に寄った時に見つけた「五郎舎」に宿泊することです。

 期日 201961日(土)〜2日(日) 
 メンバー  山田、吉島、小川、伊藤
 写真  小川山スライドショー
 61  木更津IC5;10=須玉IC廻り目平(1570m9:00/9:20…カモシカコース分岐10:40小川山(2412m13:00/13:35…カモシカコース分岐15:20…廻り目平16:15/16:50=五郎舎17:30行動時間:6時間55分><標高差;842m
    天気予報はAランクの快晴予報だったが、何故かスッキリしない空模様も笹子トンネルを抜けると南アルプスも望めて大丈夫のようです。

今回は須玉ICから信州峠を越えて廻り目平にはいりますが、マムートの催し物も開かれていて駐車場は占領されて道路わきにどうにか停めることが出来た。

小川山に向かうのは我々4人のみ、金峰に向かう数名に釣り人が3名でそれ以外の大勢はボルダーで、クライミング人気も東京オリンピックにスポーツクライミングが採用された影響なのだろうか?

白樺林の新緑の中を一歩一歩呼吸を荒げることなく慎重に進み、やがて昨年の<最悪の場合は我が終焉の地>になったかもところに、あ!ここだここだと騒がれた。ミツバツツジに迎えられ、シャクナゲは堅い蕾でまだ早いのかなーと嘆いていたら咲かせてくれているではないですか、足も次第に遅くなって目を楽しませてくれます。岩場に梯子の箇所も通過してカモシカ新道との分岐に、昨年はここからカモシカ新道を歩いてもどったのです。でも、コースタイム1時間のところを20分もオーバーしていますがシャクナゲが慰めてくれます。

分岐からアップダウンの岩場を乗り越えると、シャクナゲの若木や古木やシラビソの林の中を縫いながら高度を次第に挙げていきます。小川さんのスマホが時々、愛想のない女性の声で時刻・高度を告げて山頂まで案内してくれます。途中であったのは、廻り目平…金峰山…瑞牆山…小川山のコースを組み合わせて走るトレールランナー23人と単に小川山をピストンするおじさん1人だけでした。

カモシカ新道分岐からコースタイム2時間10分のところを2時間20分と後半は花も少なく黙々と歩いて眺望のない二等三角点の小川山に到着してリベンジ達成の乾杯です。

 南側から甲斐駒ケ岳に金峰山の五丈岩も望めて大満足です。

小川山は「山梨百名山」とのことで調べてみると89座登っていて、チャンスがあればこれも達成してみようかなーと思ったりもしました。

下山は転ばぬように慎重に、一度だけ掴んだ枯れ枝が折れて尻もちをついたが無事下山出来ました。シャクナゲは上の方はまだ蕾が硬く、満開には今月末くらいかなー、又、蕾が今年全部開くのではなく、隔年だったりするそうです。

出発前に宿へ最終確認を怠っていたため、宿から自宅に、自宅から携帯に連絡が入り下山後宿に連絡を入れた次第で、結局宿には事前連絡よりも1時間遅く到着しましたが、クレーム等が付くこともなく大歓迎してくれます。 

昨晩は博文堂の若者が30数人とテンテコマイだったとかで、今晩は我々4人のみの貸切で、あやめちゃんは以前は山梨山岳会所属とのことで山にも詳しく、飲食中付きっきりで応対してくれるが「今日は自宅の須玉に帰らないと」とのことで「暗くならないうちに早く帰った方が」と勧めて、やっと静かになりました。

料理は山菜料理をはじめ幾種も出され食べきれないほどでした。寝る前に「ワインでも飲もう」と言っていた吉ちゃんは、歯磨きして部屋に戻るともう爆睡していました。

 62  五郎舎8:20==須玉IC9:00=木更津南IC12:15
   食事前に水墨画的な瑞牆山を望みながら、そば処‘みずがき’近くを散策。マイカーは瑞牆山を目指してドンドン入っていきます。朝食時はお母さんがあやめちゃんに勝るとも劣らぬ活弁で、勉ちゃんは「社長さん、経営者の悩みも判りますよね」と相槌を求められていました。料理も人柄にも大満足して五郎舎を後にしました。

瑞牆山には低く雲が垂れ込め、昨日の快晴にありがとうさんでした。