秋色の奥多摩・浅間尾根縦走
 <東京都最奥の一軒家>?とかのTVで檜原村の「そば処・みちこ」が放映されていて調べると浅間尾根の入口にあると知った。その浅間尾根の主峰・浅間嶺を登りたい山のリストに挙げていたので計画を練った。秋の陽は短く日帰りでは山座をあまり稼げなく檜原村の民宿泊で、一日目は武蔵五日市近郊の里山を歩いて、二日目に浅間尾根縦走して山座を稼ぐ計画書を練った。
 期日  20181110日(土)〜11日(日)
 メンバー  山田
 Photo  奥多摩・浅間尾根縦走スライドショー
 1111   君津8:00=武蔵増戸11:15/11:30弁天山(29212:05網代城山(33012:25…武蔵五日市13:20/13:30=下平14:30…かんずり荘14:35 <行動時間:1時間50分>
 日帰りだったら‘ホリデーパス’が格安だが二日間なので‘休日倶楽部の30%割引’を求めた。トラブル発生、MAPを又も忘れていて女房にラインで送ってもらう。乗換3回で閑散とした武蔵増戸駅に。取付きを探すのが大変かなーと思っていたが道標がしっかりしていて難なく弁天山に、城山にも迷うことなく着いて、子供連れのGrも見られるハイキングコースのようです。しかし高尾神社への下りはかなりの急勾配だったが予定より1時間早く武蔵五日市駅に到着すると数馬行のバスが直あったので宿には早く着いた。茅葺の由緒ある宿で、木の香する湯船にゆったりとして、温まった身体に冷たい泡が染み渡った。夕食も老生には食べきれないほどの数々に、岩魚の骨酒2合をチビリチビリやって早々に布団に潜り込んだ。
1112    宿6:30…仲の平/登山口6:45…分岐7:45御林山(1078)7:55/8:10…分岐8:20…数馬峠8:45…数馬分岐9:10一本杉(930)9:40…人里峠10:15小岩浅間(903)10:35浅間嶺(934)10:50/11:15…松生山分岐11:25入沢山(930)11:35天領山(936)11:40松生山(933)11:50…松生山分岐12:10…そば処12:45…払沢の滝入口13:30/13:59=武蔵五日市駅14:32=君津17:50 <行動時間:7時間00分>
  朝食は7:30からなのでお弁当を頼んでいて支払いを済ませて出発する。浅間尾根登山口の標識を見つけ、杉林の急坂を喘ぎながら、落葉が杉から落葉樹に変わるころになって稜線に出た、略コースタイム通りだ。風張峠方向に戻って御林山には予定より早く着いて、御前山・大岳山を秋色の木の間越しに持参していた行動食の残り物で朝食を済ませる。前日、行動食を武蔵五日市で購入予定だったのが忘れてバスに飛び乗ったのが致命傷になるかも。

 浅間尾根の稜線はアップダウンも少なく、左手に御前山・大岳山を、右手には笹尾根を眺めながら紅葉に染まって快適な一人歩きが続きます。

 数馬分岐で朝一番のバスで浅間尾根登山口からの登山者と出会います。その中のご婦人から‘ゼリー蜜柑’が重いからといただき、行動食のた足しになります。

 一本杉も登山道から離れていてみんなパスして通り過ぎているようで、ピークハンターは老生のみのようです。タイヤの太いマウテンバイクが追い越していったが、途中登山道下に「下を覗いたとき岩に乗上落ちました、大丈夫です」と笑顔です。

浅間嶺もみんな巻道のようですが尾根道を歩いて小岩浅間のピークを踏むことが出来ます。浅間嶺休憩所から一登りで登山者賑わう浅間嶺で、ここからの眺望はこの縦走路で一番で、宿からの弁当を開きますが、泡は<コースタイム内で歩かないと>という思いであえて持参しませんでした。

 昨夜の宿で一緒だったご夫妻が上川乗登山口から来ましたと再会、昨夜は人里のライトアップ紅葉祭りに出掛けたとのこと、奥さんは今年の1月に大岳山で転んで右足骨折して、今日が復活の山登りとのことで先に出発していきました。

 今回の一番の課題だった松生山の分岐を見つけるためスマホのGPSで歩いていたが、何と標識があります。落葉で隠れた踏み跡をたどりながら登ったピークに入沢山の標識が、次のピークには天領山の標識と二座が転がり込んできたと足が軽くなります。松生山からは笹尾根の奥に見える稜線は北丹沢か、目を凝らして富士山を探すも雲の中か。往路で1人、山頂で2人、復路で6人の若いGrと出会って隠れ名山でもないなーとガッカリもしますが楓の色鮮やかさに喜びも一入です。

 分岐の戻って降り一方で高度も下がり紅葉も薄くなってきます。

 登りの登山者に「蕎麦は美味しかったですか」と聞くと「もう売り切れでしたと」‘そば処みちこ’の前には行列で「そばはもう売り切れ」との札が先に2か所下がっているが、車やバイクで続々と登ってきます。林道とショートカットの道を降ること45分で払沢の滝入口に予定より1時間短縮しての無事下山でした。

 2日間で秋色に染まった尾根を9とコストパホーマンスの高い山行でした。