大菩薩・牛の寝通り 
 昨春、大マテイ山から大ダワに着いたとき「大菩薩から牛の寝通りを歩いてきました、良い路でした」という登山者の言葉が耳に残っていて、今回実行に移すことにした。日帰りではアプローチの甲斐大和駅からのバスが土・日・祭日のみ運行とのことで(実際は日にち指定で運行されていた)103連休の台風25号の天候を睨んでいて7日に決めた。
 期日  2018107日(日)
 メンバー  山田
 行程  君津5:42=千葉6:38(梓3号)=大月8:47/9:05=甲斐大和9:25/9:50小屋平(1600m10:35…石丸峠(1920m11:35…牛の寝分岐11:45玉蝶山(1720m)12:15?榧の尾山1420m12:50牛の寝1352m13:30狩場山1376m13:55)…大ダワ14:20…小菅の湯(720m15:45/16:30=上野原18:05=大月19:05(梓30号)=千葉21:05=君津21:50
<行動時間;5時間10分>
 牛の寝通りスライドショー
 記録  特急あずさの指定席は満席だが自由席は空いていてすんなりと座れ、恒例の泡を楽しみ本を読んでいると新宿手前で電車が急停車、車内放送で「線路内に人が歩いています」と約15分遅れて動き出した。大月で電車乗継ぐタイミングに1分余裕があったが後続の電車も遅れているとのことでトイレニ行って戻るとなんと‘動き始めた汽車に…’間に合わなく、当然、甲斐大和駅からのバスにも間に合わない。

 さてどうするか、取りあえず栄和交通にрキると予定より30分遅れの9:50があるとのことで、次の電車で甲斐大和駅に。上日川峠行のバスは満員で、源次郎岳への新しい標識も見て小屋平で下車したのは我一人だった。

 当初計画ではコースタイム5時間15分、行動時間6時間とみて小菅の湯16:00着、最終バス16:30だったので30分遅れで精神的に不安の中出発した。

台風25号の影響は全くなく暑くもなく時折の心地よい風が気持ち良い。

 199910月に小金沢連嶺をテント泊で縦走した時以来だから19年振りの石丸峠への道だが全く記憶に残ってない。結構下山者がいて、聞くと「大菩薩から熊沢山・石丸峠経由で上日川峠に戻る」とのことで、高宕山より山が賑わっている。

 笹原になると小金沢連嶺の奥に富士山に南アルプスの展望が開けてきて自然に顔が綻んでくるが、写真を撮る時間も惜しく足を速める。

 石丸峠から牛の寝通りや小金沢連嶺に向かう人はバッタリと減って、5分ほど先の分岐で無線のおっさんとマウンテンバイクの若者が、若者は牛の寝通りから松姫峠を目指すとのことで消えていき歩きは一人旅のようです。

長峰の分岐を確認して左尾根にある玉蝶山を探しながら歩き…東京水道局の境界杭が左の尾根に伸びているので中に入りますがピークらしきところは判らなく、もっとゆっくりして探したいが時間に余裕がなく登山道に戻りましたが、ピークは踏んだとすることにして前に進んだ。

玉蝶山を過ぎ、かなりの急こう配を降っていると前方から中年夫妻が、榧の尾山から戻ってきたとの事で奥さんは市原悦子さんに似だった。

樹林帯の中で展望は少なく、小さなアップダウンを繰り返し三角点の榧の尾山に、ここでようやく先行者に会います。本来はゆっくりと昼食と思ってジェットボイル・シェラカップに赤飯・カップラーメン・鰯缶・魚肉ソーセージ・玉葱・キノコをザックに忍ばせてきたのに開くことなく終わった。

牛の寝を通過して狩場山はコースから外れていて、やはり東京水道局の境界杭に導かれて登っていくと標識を見つけて一安堵です。

大ダワで懐かしい標識に14:20再開し、小菅の湯までコースタイム100分なので一度歩いているし16:30発の最終バスには余裕があると一安心します。

都内からと言う先行者に先を譲ってもらって小菅の湯には15:45着とバスまで時間があるので一風呂浴びて汗を流してスッキリすることが出来ました。

帰路は大月で一人乾杯と生ビールを予定していたがバスが遅れて大月での余裕時間がなく駅そばで済ませることになってしまいました。

今回は交通機関の遅れで一部スケジュールが狂い、山は余裕をもって楽しく歩きたいなーとつくづく感じたが、四座歩けて大満足でした。

大菩薩近郊で上日川峠…砥山…芦倉…丸川峠…大菩薩嶺…大菩薩峠…熊沢山…石丸峠…上日川峠のラウンド歩きも楽しめるようで、いつの日にか実行したいものです。