博多っ子と奥高尾縦走 
 月一回の県外山行予定だが、今月は何と3回目を数えてしまった。3回目は博多の山友/永井君が東京代々木倶楽部で23日の研修があるので、そのついでに陣馬山〜高尾山を歩きたいとのリクエストがあった。昨秋11月は東京本社出張終わってから陣馬山を歩いていて物足りなかったのだろう。

 心配した天候も朝方まで雨だったが、富士山こそ拝めなかったが晴れてきて絶好の山歩き日和になってくれた。

 彼女は今年になった山歩きはしていなく自信がないというので、たっぷりと行動時間を設定したスケジュールとして、君津一番の電車で向かって、新宿12番ホーム(高尾行快速)で待合せすることにした。

 期日  1020日(土)
 メンバー  山田、永井
 Photo  奥高尾縦走のスライドショー
 行程  君津5:42=新宿7:35=高尾8:19/8:50=陣馬高原下9:30陣馬山85511:05/11:15明王峠12:00/12:40景信山72713:5一丁平15:15高尾山59915:55…ケーブル駅16:35=高尾山口16:56=新宿17:50/19:30=君津21:45<行動時間:7時間05分>
 記録  千葉始発特急あずさ3号は相変わらず座席指定は満席であるが、自由席は70%程度でゆったりと座れた。

 新宿駅で1年振りの再会、ザックを担いだハイカーで一杯の電車に揺られて高尾駅に。

高尾北口の高尾陣場下行のバス乗車箇所にはもうすでに長い列があって、臨時バスも出て登山口の陣場下に到着。陽射しは強くフリースは脱いで長袖・半袖でスタートです。

 ここから登るのは、高松ワンゲルの仲間と登ってから2度目であるが全く記憶に残ってない。

 和田峠に通じるアスファルトを歩いてから20分ほどで山道歩きとなって、木の根っ子這う急坂の尾根をひんやりとする風を受けながらひたすら登ります。やがて見覚えのあるトレランのコースが出てくると山頂も近くなってきます。心配した彼女の足は快調そのものです。

 山頂はハイカーで賑わっていて瓶ビールがあるテーブルも見受けられ、特徴ある大岳山をはじめ奥多摩の山々の展望が開けていて、彼女は眺望には満足してくれていますが、九州の山ではこんな人出のある山はないなーと感心しています。

 陣馬山のシンボル・白馬像の前で写真を撮って、缶ビールを買い込んで当初通り高尾山を目指します。114日の陣馬山トレランの練習も兼ねているのかランナーが多く、路傍には、ノアザミ・センブリ・リンドウ・ツリフネソウ・ノギク・トリカブト等々の山野草が見受けらるますが紅葉はまだまだのようです。

 晴れていれば富士山を望める明王峠で昼食(えび天入りのうどん・鰯缶と魚肉ソーセージと玉葱の炒めもの・小糸在来の枝豆・おはぎ・おにぎり・ゆで卵に缶ビール等々)で寛ぎます。

 堂所山は巻道で通過、景信山からは都心方面が開けていて2軒の茶屋も賑わっていて、これから向かう高尾山はまだまだ先です。小仏峠を過ぎると登山者は少なくなったような気がして、小仏城山も巻道で通過して一丁平に。南の空には厚い雲が北丹沢の山々を隠してはいるが、大山に丹沢の二の塔三の塔の尾根は見せてくれています。

 もみじ台を過ぎて登り階段歩きが続き少し汗ばんできて高尾山に到着すると、またまた賑わっています。後ろから「富士山は何処に見ますか」と問われましたが指をさして「雲の中ですので想像してください」と応えました。

 彼女は今年初めての山歩きとは思えない健脚振りを発揮し自信がついたと思うので帰省後はジャンジャン山を歩くよう勧めました。

 薬王寺でお参りして、時間が早いと行列のケーブルももう時間が遅く並ぶことなく降ることが出来ました。

 お腹も空いてきたので新宿で食事をと、若者でゴチャゴチャしている店を外して捜していると高級そうな中華料理店「謝朋殿」に入って、鴨料理をつまみに生ビールで先ずは乾杯して山の話に花を咲かせ、次は雲取山とかだんだんエスカレートするのは怖いと言っておきました。勘定は彼女が奢ってくれて謝謝です。

 彼女は明日はゆっくりと休養して月曜日からの研修に備えるそうです。

PS:彼女は下りで尻もちをついたとき左手首を痛めたみたいで腫れていました。新宿の薬局で湿布薬とテーピングを買って、薬局の人は「もし骨が折れていたりしたら動かさなくて痛いので大丈夫です」と慰めてくれました。

 一日も早い回復を願ってます。