花の浅草岳
 浅草岳には三度目の訪れで、初回は19946月、2回目は20026月だから16年振りです。その時の登りコースは六十里越から鬼が面山を経て浅草岳に、下山は車回収で2人は往路を、山親爺は3人でムジナ沢登山口に戻りましたが、サクラ坂広場からの下降点が判らなく数十分ウロウロしてSさんMさんを不機嫌にさせた記憶があります。

 ヒメサユリに逢いたくて吉ちゃんに企画してもらい4名のメンバーとなっていたが、勉ちゃんが突然盲腸との事で、急遽小川さんが参加してくれることになった。

 吉ちゃんは宿予約を1ヶ月前にしていて4名と変わらないとのことで宿への連絡は無しのままで、下山後携帯をONにすると宿からの不在着信が幾つも入っていて「今晩泊まるのか」とのことだった。1週間前には連絡しよう。

 期日  2018615日~17
メンバー   山田、吉島、小川、藤原
 スライドショーで花の浅草岳をお楽しみください。
 615   君津IC19:50=(関越道)=大和SA2300~<仮眠>
 数日前の浅草岳天気予報は1617日と晴れだったが、見事に裏切られて小雨の大和PAでテント泊となるも、明日の天候を心配することなく寝酒が進んで横に。
 616   大和PA5:00=小出IC5:15=ネズモチ平P870m6:50/7:15…(橅曽根コース)…前岳1568m10:00浅草岳1585m10:35/12:00…(桜曽根コース)…喜平与ボッチ(1487m)12:50…桜ゾネ広場14:05…ネズモチ平P14:55=神湯温泉♨=小出IC17:00=六日町IC17:10=清水・おのずか民宿17:40(泊)<行動時間;7時間40分>
 目が覚めるともしや晴れていることは無く霧雨の中をネズモチ平Pへ。エコパーク先の林道は工事中で通行止めと聞いていたが、「現地で確認して」とのことだったので通行止めの横を通過してネズモチ平Pまで進むことが出来、我々以外にも2台。   他の登山者は通行止めの手前に駐車してきたとの事でした。

 上下の雨具を着けて歩き始めるも霧雨はそんなに気にならなく、雪解け跡に咲く高山植物に目を移しながら進んでいくと、突然目の間にヒメサユリが現れみんな大感激です。ウグイスの鳴き声も聴かれるようになり晴れる兆候のようです。

前岳下の分岐から雪渓をキックステップで慎重に登って、木道脇にはサラサドウダン・ウラジロヨウラク・ムシカリ・コケモモ・ショウジョウバカマ・コバイケソウ・マイズルソウ・ハリブキ等々が出迎えてくれます。

 一等三角点の山頂に到着。先客は9名位で後続グループも到着して賑やかになってきた。山頂直下にヒメサユリの群落はあるもののまだまだ蕾で、アカモノ・ゴゼンタチバナが慰めてくれます。雪に冷やしたビール・ワインが又最高ですが、霧雨は止んだものの視界は全くなく1時間30分も粘ったが残念です。

 下山は桜曽根コースをとりますが、直ぐに登山道が雪渓に阻まれていて7人位のグループは「我々では道が判らないので着いて行っていいですか」と問われたがYESNOも告げなかったら引き返したみたいで、道は雪渓を登ると直ぐに判りました。桜曽根広場に着くと16年前にウロウロしたムジナ沢への下降点の標識がありましたが当時は何もなかったです。ここからネズモチ平へ林道歩きで雪解け跡に、サンカヨウ・キクザキイチゲ・ショウジョウバカマ・タムシバに最後にシラネアオイが締めてくれ、花の百名山・浅草岳を堪能することが出来ました。

 野鳥はオオルリ・ツツドリ・アカゲラ・シジュウガラ・ホトトギスも見聞き出来ました。

神湯温泉に入って巻機山麓の清水の定宿の「おのずか」に。夕食はいつものように山菜料理に、「飲めるだけ飲んで」と‘巻機山’の日本酒が一升差入です。宿代は¥6,000でビール大瓶¥500と山屋にとってうれしき限りで、是非宿を使ってください。℡:0257820924です。

 617   おのずか8:50=古峰山登山口9:25古峰山700m10:20/10:35…登山口11:15=(昼食)=塩沢石打IC12:40=君津IC15:30   <行動時間;1時間50分>
  翌朝はピーカンで朝食前に散策、魚沼市主催か?遭難訓練を行うとのことで長岡NOの車が続々と桜坂に向かいます。宿のお爺さんも警備隊のシャツを着ていて、昔は山にも登ったし訓練にも参加したよ、玄関前でおばあさんに若奥さんも交えて談笑して、雨で幾度も流れた近場の古峰山(コガラヤマ)に登ります。

畔で草刈りのおじさんに登山口をヒヤリングすると、昔は30分で登ったよと言って親切に教えてくれました。岩場・ロープ・鉄梯子ありで汗して眺望の良い山頂に。眼下に田んぼ日本百選にも入りそうな美田も望めます。

IC手前で昼食して、渋滞も無く順調に君津に戻ることが出来ました。