鬼女紅葉伝説の荒倉山と山楽荘・山菜料理の会に
 鬼女紅葉伝説(きじょもみじでんせつ)

平安の頃、紅葉という高貴な女性が京の都から水無瀬(鬼無里)に追放されてきました。村人は美貌と教養溢れる紅葉を敬慕し、内裏屋敷を造って敬愛しました。しかし、紅葉は山里の暮らしに物足りなさを感じ、昼は村人に読み書きなどを教えていたものの、夜は変装して他村を荒らし回る生活を始めます。
 やがて紅葉は鬼女と呼ばれるようになり、更に鬼女が京を狙っているという噂が流れました。朝廷はその噂を聞き、平維茂(たいらのこれもち)に鬼女退治を命じました。維茂は多くの兵を連れ急ぎ討伐へ向かいましたが、紅葉の妖術を前に太刀打ちできず、失敗に終わります。
 紅葉の妖術を破るためには神仏の力にすがる他ないと、維茂は別所北向観音に17日間参籠し必勝祈願をし、降魔の剣を授かりました。剣の力で妖術は無効化され、ついに紅葉は征伐されました。

 当初は、鬼無里の「一夜山」を計画していたが登山口までの林道情報を地元の役場に問い合わせると「林道は崩落していて通れなく、一夜山は入山禁止」とのことで、近場の山を探して「荒倉山」に登ることにした。 
 登山口までの林道情報を戸隠情報センターに問い合わせると、荒倉キャンプ場まで入れるがその先は???とのことだったが、web情報では龍虎隧道まで入れそうだ。
 期日  201862日〜3
 メンバー  山田睦、近子、伊藤昌夫、直子<伊藤ご夫妻とは3回目の山行かなー>
 写真  荒倉山スライドショー
 2   金田IC5:05=長野IC8:55龍虎隧道10:10…安堵が峰10:20霧見岳(1400)11:10…西峰11:30…屈曲点11:55砂鉢山(143112:30/13:10…(往路を戻る)…岩屋15:15…龍虎隧道15:30=白馬・山楽荘17:15(泊)
<行動時間:4時間20分>
 順調に登山口まで入れて、駐車スペースには我々のみです。安堵が峰に出ると飯綱山が目前に、ここからザレ地の急登と鎖場のガレ場をよじ登って石仏が鎮座する霧見岳に。そこには屏風のように戸隠の鋸状の尾根が連なって、南側から間近に見るのは初めてで迫力に圧倒されます。遠くに黒姫山・妙高山も眺められます。

 岩壁の稜線歩きは避けて、木の根っ子を掴みながらのトラバース気味に進んで、稜線を真南に曲がって、軽いアップダウンを繰り返しますが両端は切れ落ちていて要注意の箇所が通り抜け、ブナ林を抜けると荒倉山の最高点「砂鉢山」に到着しました。

 カラマツに囲まれていて眺望は得られないが樹間から白馬の残雪が確かめられます。

 復路は往路を戻りますが、トラバースは避けて岩屋の稜線を歩きましたが、どちらも大変でした。

 安堵が峰手前で安堵したのかAIさんが転倒しましたがかすり傷で大丈夫で安心しました。鬼の岩屋に寄りましたが感想は「たいしたことない」

 紅葉の季には身体中がきっと染まってしまうことだろうと思った。

クルマハソウ・ヤグルマソウ・ツクバネソウ・マイズルソウ・イワカガミ・オオバギボウシ・ホウチャクソウ・ヤマツツジ・ウコンウツギ・ツクバネソウ・オオカメノキ・グンナイフウロ・ナナカマド・ササバギンラン・ユキザサ・タニウツギ・ショウジョウバカマ・ギンリョウソウ・等々の花々も楽しめました。 

白馬に向かう鬼無里街道の峠からシルエットの鹿島槍〜五竜岳を眺めて山楽荘に。18:00から今回本命の山菜料理に突入、小生は根知男山と十六代九郎右衛門の冷酒に舌鼓をうちます。コシアブラの混ぜご飯は酒のツマミにもなって最高です。

 他に29人のお客さんで、東京からの老夫妻とは何回目の顔合わせだろうか。

 3   山楽荘8:30=鹿島槍高原9:00猿が峰登山口9:25猿が峰(13339:35…登山口9:45=小熊山登山口10:15小熊山(1302)10:50…登山口11:25=安曇野IC13:20=金田IC19:10 <行動時間:20分+1時間10分>
 今日も晴れ渡っていて、白馬三山に五竜岳も眺めの朝食前の散歩し朝の温泉で酔いを醒まして小熊山ハイキングコースに向かいます。鹿島槍高原からは鹿島槍ケ岳を仰ぎ、猿が峰はあっけなく登れたので、小熊山は二度めでしたが伊藤さんご夫婦はまだ歩いていないとのことで、足を延ばすとツツドリBGMを聞きながら山頂ではアカゲラのドラミングに迎えられます。下山中は爺ケ岳がでっかく光っていました。

来年は一夜山に登りたいなー。

昨年とほぼ同じ時間に安曇野ICに乗ったのに、笹子トンネル手前から渋滞が始まり、東京都内まで続いて約2時間30分は渋滞にはまっていた。

山に登るより疲れたが、新たに3座を踏むことが出来たし、眺望にも恵まれて良き山行でした。