新春の山は奥沼津アルプスに 
 20053月に沼津アルプス六山七峠(香貫山〜大平山)を歩いてから、尾根続きの奥沼津アルプスを歩こうと思ってからもう12年も過ぎていて、実行に移すことにした。目的はもちろん新たに2を稼いで、下山後の沼津港での海鮮料理の舌鼓である。前回の沼津港での印象が強くあって‘ウニのいか巻’‘露天で焼くキビナゴ’に生ビール・芋焼酎・大吟醸を飲んだ記録が残っていた。
 期日 2018120()    曇りのち晴れ
 メンバー  山田睦、近子
 行程  自宅5:25=君津IC5:30=横浜町田IC=沼津IC7:10=沼津駅前P7:30JR沼津駅7:46=三島駅7:51/8:08(伊豆箱根鉄道)=8:26原木駅8:30…大嵐山登山口9:00大嵐山(191m)9:30/9:40茶臼山(128m)10:00…大嵐山10:20/10:40…新城分岐11:30…見晴11:50/12:10大平山(356m)12:35…多比口峠12:45…多比バス停13:20/13:30=沼津駅前14:00沼津港14:3015:40=沼津IC16:15=君津IC18:00=自宅18:10<行動時間:4時間50分>
 写真  奥沼津アルプススライドショーをお楽しみください
 記録  目を覚ますと雨、天気予報は房総は曇りだが、伊豆以西は晴れ予報だったので気にもならなく予定通り出発。アクアラインを抜けると路面は濡れてなく、御殿場辺りからは富士山は茜色に染まっています。

沼津駅前でパーキングに駐車して、沼津駅から三島駅に、三島駅からは伊豆箱根鉄道に乗り換えますが、スイカが使えなく切符を買うのに戸惑い、帰りのバスもそうで今どき合理化を図らねばと思った。

 原木駅で下車したのは我々二人のみで、住宅街を抜けて、かの川の石堂橋を渡って、何となく右側に歩いていくも奥沼津アルプスの登山道が見当たらず、地元の人に聞くとこの先に大嵐山(地元では日守山)登山口があるとのことで一安心します。

 遊歩道のような道を歩いていると降ってくる人が「もうすぐですよ」「富士山は早朝は見えていました」等々の挨拶を交わし「今日は4往復」という御仁もいました。水仙の花にカンワラビも咲いていて眺めつつ山頂に。

 大嵐山山頂は多くの人で賑わっていて、毎日の日課として来ているとのことで「千葉から来た」というとガイドしてくれる人もいて、その中に「日本最長の吊橋が望める」と備付けの双眼鏡で見せてくれました。富士山は残念ながら愛鷹連峰の奥とのことで望めません。話していると、我々の登山口は計画より間違っていて石堂橋を渡って左に折れるとのことで、故に茶臼山を通っていないことが判りました。

 折角、高い交通費を使ってきているので一人で空身で茶臼山をピストンすることに、「アップダウンが激しく往復5060分はかかるよ」とのことでしたが、息を切らして40分で戻ってきました。

 一休みして大平山に再スタートです。アップダウンが激しく、時折、東側の開けた山並みに見覚えのある山が、葛城山2007年退院して療養を兼ねて伊豆の山々を歩いた最初の山でした。

 新城分岐を過ぎると奥沼津アルプス核心部の岩場が現れます。垂直の壁には鉄梯子が取り付けられ、トラバースにはロープが固定されていて、これらの岩場のアップダウンを慎重に通過して、門のような岩場のその間を通り抜けて、展望の良い岩稜の上に出ました。

富士山の中腹の雪面が光っていて、目前には大平山が聳えています。

 時間的のお腹が空いていたのでコンビニで買った御握りを頬張ります。この先にも小さな岩場のアップダウンが続きますが、急な梯子を降ると、核心部は終わりました。

が、大平山へのロープが張られた急坂が待っていて、途中、富士山の頭の雲が取れて頂上がくっきりと確かめられて勇気をもらって山頂に飛び出ました。

 ここまでが奥沼津アルプスで、これから先は沼津アルプスで大平山は二度目ですが記憶は全く残っていません。

 多比口峠から沼津アルプスとお別れして下山に、登山道の脇に‘青島ミカン’の無人販売があって、大嵐山山頂でいただいたこのみかんが美味しかったので2袋¥200で求めました。
 縦走中にすれ違ったのは登山者
2名、ロレイルランナー5名と静かな山でした。
 
 バスで沼津駅前に戻って、二つ目の目的である沼津港での海鮮料理です。娘から‘にし与’がお勧めですと女房に連絡が入っていて、その店に入りますが、ここには寿司は無いとのことで、女房は‘にし与丼’‘桜エビ’‘アジフライ’の三品を、我輩は‘駿河丼’(生シラスと桜エビ)に生ビールを所望しましたが、前回と比べると数段も嗜好ランクが下がっていて何か物足りない感じでした。

 帰路は自宅へのナビ設定をしたが、一般道になっていてドライバーの女房は怒り心頭、高速道路に設定をし直して、渋滞もなく無事帰君できました。