2017年〆の山は標高2017m雲取山に 
 メンバーの体力も落ちてきて、テントから山小屋と変わってきたが、年末は山に!を始めてから何十年になるのだろうか。秋の天候不順で長沢脊梁から雲取山が中止になったので、2017年の締めにと2017mの雲取山を計画した。
 日程  20171230日〜1
 メンバー  山田、吉島、伊藤、小川
 年末雲取山のスライドショー
 1230   自宅4:30=木更津南IC4:55=日の出IC6:40=鴨沢P7:45/8:30…登山口9:15…七つ石分岐12:00…ブナ坂12:45/13:20…奥多摩小屋13:50小雲取山14:40雲取山15:10/15:25…雲取山荘16:00<行動時間:7時間30分>
 今回のメンバーには久しぶりに小川さんが参加してくれることになって、吉島⇒小川⇒伊藤をピックアップして順調に鴨沢Pに着いた。駐車箇所にてこずって出発は予定より遅れたが、快晴の下で全く気にならなくのんびりと歩き始めた。

 小袖村営駐車場は満杯で80台近くが駐車し、指定以外の駐車にはガムテープで×印が張られていた。

 登山口には2017年と雲取山の標高を引っ掛けた派手な看板が作られていて記念写真を撮った。下山者が続々と降りてきて、昨夜の小屋はさぞかし賑わっただろうと想像する。雲取山のこのコースには数回登っているが‘平将門迷走ルート’としての観光説明板が10か所近くあって興味深く読みながら進んだ。

 七つ石の分岐で今まで歩いていない下の巻道を取って、前方が開けてくると‘甲斐駒ケ岳’が飛び込んできて、その後は北岳から聖岳への南アルプスの白嶺が眺められ、富士山に丹沢の山々・大菩薩連峰・奥多摩の山々の山座同定に忙しくなる。 特に大岳山の特徴ある山容は君津からも眺められると話が弾む。が、小生の足は重く、少しずつ離されていく。

 雲取山山頂に立つと風は冷たいのをものともせず奥秩父連峰の金峰山・瑞牆山に浅間山等々と360度のパノラマを貪ります。

 山荘の北斜面の下りは凍っていて、昨年末の仙丈ケ岳の転倒の二の舞を避けるために慎重に慎重に降り、故にコースタイムの1.5倍強もかかってようやく到着出来ました。部屋は暖かく、アルコールが進み、食事後も1Fのストーブの周りで登山者の仲間に入って騒いでいたようですが1930には部屋に戻りました。

 1231  雲取山荘6:15雲取山7:05/7:15…ブナ坂8:45…七つ石分岐9:25…登山口11:45…鴨沢12:35P=丹波(めんこいの湯)=奥多摩駅前/観光荘15:35 <行動時間:6時間20分>
  大事件発生、部屋の明かりも点いたので小便に起きようと立ち上がると眩暈、貧血で歩けなく脂汗が出てくる。少し横になっていくらかよくなったのでトイレまで歩いて便座に座り込んで用をたして深呼吸を繰り返してどうにか生が戻ったが、朝食は喉に通らなかった。集中力も欠けていて、真っ暗な中をヘッドランプを出すのも忘れていて、小川さんが足元を照らしてくれるも、腹に力が入らなく何とか山頂に戻ることが出来た。山頂はガスっていて日の出は拝めないが、唐松に霧氷が白く飾ってくれていて思いがけない光景を見せてくれます。

 予定では三条の湯…サオラ峠…丹波のコースで下山予定だったが、もし、小生が遅れてバス便に遅れると大変なことになるので往路を戻るようにお願いした。

 悲しいほど足が進まなく、小川さんが登山口まで付き合ってくれ無事下山できたと思ったが、これから鴨沢のPまで右足の腿に痙攣が走って、さらに足の運びが遅くなってしまいました。

 宿までの時間に余裕があるので丹波のめんこいの湯に。浴室に保温室というのがあって、その中でフルチンで横になって自分の鼾で目を覚ますと20分は寝ていたようで気分もよくなっていた。

 計画時に奥多摩の宿を検索していて、見つけたのが「観光荘」で電話すると優し声の女将さんで、玄関で対応してくれますが想像通りでした。この宿には浩宮さん(今の皇太子)が学生時代にも宿泊されたと、若いころの女将さんも写真に納まっておられました。宿は清潔で、料理もお酒もおいしくいただきました。

 紅白歌合戦も除夜の鐘も聴くこともなく寝ていたようです。

 11  観光荘…奥氷川神社初詣9:30=日の出IC10:10=木更津南IC11:35=自宅12:00
 初詣にと奥氷川神社にお参りして、渋滞もなく帰君しました。

★反省;気持ちと肉体の乖離がこんなに大きくなっていることを痛感した山行であり、今後どのような対応をすべきか考えないといけない。