日蓮宗聖地の七面山 
  七面山(1989m)身延山(1153m)は位置的には南アルプスの南に位置していて、安部奥に含まれている。

安部奥の山々には何故か足が遠のいていたが、20166月八紘嶺・山伏・十枚山を訪れたとき、八紘嶺の山頂で地元の夫婦が八面山をピストンすると足早に発った。コースタイムを調べると6時間20分となっていて大変なんだーと感心していた。

又、山梨百名山を調べると、身延近辺の山が数多く残っていて、今回両山を計画して仲間を誘って出かけることにした。この二座を数えて、残るのは13座で頑張ろう!!

 日程  2017106日〜8日 
 メンバー 山田、吉島、木本 
 写真  七面山スライドショー
 106   金田IC19:10=(中央道)=増穂IC22:25=富士川クラフトパーク23:00(仮眠)
  サカタの種の暑気払いの飲み会の話の中で、トレランや山に興味があると語っていた木本さんに、今回の山行を話すと乗ってきて、登山靴やストック等も購入もしたとメールが入ってきた。社会人になってからは初めての山行とのことであるが、小学校から柔道をやってきたという体格からみてチョッピリハードな山行であるが大丈夫だろうと踏んだ。強くなってきた雨の金田バスターミナルで待ち合わせをした。

 大井から高井戸あたりまで通勤帰りで大渋滞、増穂ICの料金所を過ぎても中部横断道の六郷ICまでは新設された道路で、渋滞の遅れをかなり挽回して富士川クラフトパークに着いた。

 雨を避ける建物の軒先に銀マットを敷いての小宴会をして24:00にはシュラフに入った。雨の音は一晩中聞いていたような気がする。

 107  富士川クラフトパーク5:10七面山/表参道・神力坊6:10…肝心坊…晴雲坊9:30…敬慎院10:40七面山11:45/12:30…敬慎院13:20…奥の院13:35…明浄坊…安住坊14:55…神通坊16:00(タクシー)=神力坊16:30=ヴィラ雨畑16:45(泊)

<行動時間;9時間50分、標高差;1,500m

 雨のため、計画より1時間遅れの行動とする。今回の計画で行先箇所をナビのメモリー地点に登録していたため、スムースに移動できたのが良かった。

 雨具に傘で出発。日蓮宗の宗派‘霊友会’の信徒500人と前後して登ることとなって「南無妙法蓮華経」が唱和されながら歩いているので耳から離れない。

 予報通り雨も止んで陽射しも、東の山波の中に身延山も見えてくる。

 登山道は広く、敬慎院まで50丁の石碑を数えながら、ジグザクとした山道を登ると「和光門」と書かれた額のある門は山頂への入り口で、すぐ先に敬慎院が。

 信徒の人たちはここまでらしく、登るときに毎月1回は来ると言っていたおっさん3人組もそうでした。

 御来光を拝む場所にある隋身門。ここからは富士山をはじめ、眼下には身延山や鷹取山を望むことができるとのことであるが雲で覆われていて、帰路には傘雲を被った富士が見えたのがせめてもの救いであった。

 山頂まで針葉樹を覆った‘サルオガゼ’の中を登り切ると、ぽっかりと開けた山頂、標高差1,500mを登ったという達成感で満ち足りた感で一杯です。

 乾杯して青空を仰ぎながら寛ぎ、下山の途に。‘ナナイタガレ’という大崩れの迫力に圧倒されて、下山は奥の院を経て北参道で、こちらは40丁の石碑を数えながら石ころが多く、足にきて、初登山の木本さんはかなり参っているようでした。

 登山口の神力坊までタクシーで戻り、今日の宿「ヴィラ雨畑」に。

数年前、笊ケ岳登山の際に利用して、印象が良かったので予約しておきました。

 疲れた身体を温泉でほぐして、乾杯の泡が喉を身体を爽快に走っていき、「これだから山は止められないなー」

 夕食は私にとっては十分すぎるくらいですが、若い木本さんは物足りなく、御室を空に、昔の吉島君みたいです。

 108   ヴィラ雨畑8:40=久遠寺9:30(ロープウェイ)身延山10:00(ロープウェイ)=久遠寺10:30=新清水IC11:25=(新東名)=金田IC16:00
 延山は歩く手も考えていましたが、迷うことなくケーブル利用です。

観光客で賑わう久遠寺本堂にお参りして、ケーブルの中では仏法僧(コノハズク)の声が流れて、奥の院・思親閣まで運んでくれます。

今日も富士山・南アルプスは雲の中で、特に笊ケ岳を見たかったのに残念でした

☆デジカメがトラブル、電源をONして、しばらくするとボケてくるのは信仰心が無い罰当たりか。

☆サルオガゼを煎じて飲むと、女のヒステリー男の浮気止めに聞くとか? 試してみては