北八ヶ岳(北横岳・縞枯山)ハイク 
 郷里ハイキングクラブでは6月例会の高宕山を歩いた日の夜に、少し早い暑気払いと称しての飲み会を行った。昨年は月山を歩いていて、今年は北八ヶ岳が候補に上がった。メンバーの脚力からピラタスロープウエイを使って2日間とも行動時間は高宕山同様に4時間程度のプランニングを行い、7月の向郷花火大会で決起大会と行った。
 期日  2017730日(日)〜31日(月)
 メンバー  山田、松本、森内、高橋、高木、平川、湯野川に森内・高橋さんの御主人強さん、孝さんのお二人の参加と総勢9人となった。
 郷里ハイキングクラブ夏山山行Photo(スライドショー)
 730   君津5:42=木更津5:49=千葉(特急あずさ3号)6:38=茅野9:51/10:20=ロープウエイ山麓駅11:20/11:30=山頂駅(2230m11:50/12:35…北横岳ヒュッテ14:00/14:30北横岳(2480m14:50/15:00…山頂駅16:20…縞枯山荘16:35(泊)<行動時間:4時間00分>
 数日前から北横岳の天気予報をリサーチしていると、30日はランクB(風または雨が強く、やや登山に適していません)31日はランクC(風または雨が強く、登山に適していません)と全く望みなく出発日を迎えた。

 時々寝坊する木更津組も予定通り乗車、千葉駅からの特急あずさの自由席もスムースに乗車でき、賑やかな女性軍の座席をしり目に男性軍は寝不足をカバーします。新宿を過ぎると窓に雨滴が走っていたが、甲府を過ぎるころには時折青空も覗いたりして僅かな希望を持たせてくれる。ロープウエイの乗車券を購入した時に「今日は天気が悪いので¥300の金券です」と渡してくれた、SM君は¥320のブルーベーリーを現金¥20で、SMさんは缶ビール¥400X2を現金¥200で買っていた。

 ガスは濃ゆく3Fの休憩室で食事をして出発。坪庭を歩く観光客もまばら、茅野駅で北横岳に行くか迷っていたご婦人2人は坪庭で帰りますと言っていた。

 足元に残っている高根の花(ミヤマオトギリソウ・ゴゼンタチバナ・キンロバイ・ハクサンチドリ・チョウジコメツガ・ハクサンフロ・アキノキリンソウ・イチヤクソウ・コバイケソウ…)を愛でながら気分を紛らわせます。棘のある葉はハリブキでした。シラビソ樹林帯からはメボソムシクイの囀りをしきりに聴かせてくれます。北横岳ヒュッテに到着して最後尾をフローしてくれていたTMさんが間もなく到着、SM君とKTさんはみんなが戻ってくるのを待っている」と座り込んでいるとのことです。「頭が痛い」「息が苦しい」とか言っていたので顔色を見てと急ぎ足で戻るもいない。二人は引き返していて元気そうだし「山頂駅で待つよう」に言って皆が待つ北横岳ヒュッテに戻った。往復30分足らずだった。

 北横岳山頂の展望は全くなく風も強くなっているので早々に戻ることにした。

時折、驟雨がやってくるが大したことなく、坪庭の分岐点でみんなには縞枯山荘に直接行ってもらうことにして山麓駅に二人を迎えに。

 山荘に向かう途中にウソのつがいと遭遇、寄り道させてくれたおかげです。

 部屋は3Fで我々9人と成田からの女性3人と楽勝で2Fはツアーの20人くらいでしたが、3Fから1Fまでの狭隘急坂の階段は夜のトイレニに苦労でした。

 731   縞枯山荘6:35…雨池分岐6:45縞枯山(2403m7:25…展望台8:00/8:20…五辻分岐8:50…五辻9:40…山頂駅10:35/11:20=山麓駅11:30/13:00=新湯温泉13:15/15:00=茅野15:30/15:50(特あずさ24号)=新宿18:07=君津20:06<行動時間:4時間00分>
 薄明るくなってきた4時ごろには目覚め、雨は降ってなく明るくなってくると時折青空も覗く。朝食後、山荘のお母さんが「今日は天気になりますよ」と心強い言葉をいただき、山荘の方々の接待は最高級です。

SM君の決断は早く「俺は山頂駅で待っているから」と彼を見送って残り8名で予定のコースに出発します。樹林帯の石ころだらけの登山道に光が射し込むと苔が輝きます。にわか苔女が誕生して賑やかになります。

 縞枯山頂を踏んで展望台に着くと、この時を待っていたかのようにガスが切れてきて、目前の北横岳・茶臼山に、南八ツの阿弥陀岳・中山・赤岳・横岳・硫黄岳に西・東天狗岳に南アの仙丈ケ岳・甲斐駒ケ岳に金峰山・浅間山に雪渓を抱いている乗鞍岳も見せてくれます。惜しみつつ縦走路に戻り、五辻への分岐からは自分には初めてのコースです。五辻からは縞枯山を捲くように、トンボが飛び交う熊笹や滑りやすい木道をゆっくりと登って、SM君が待っている観光客賑わう坪庭に。 

山麓駅に戻って飲む生ビールは最高です。バスで新湯温泉に、入浴料は¥1,000と言われたが「JAFカード割引は、みんな年金暮らし、ネットで調べました」とか御託を述べると¥100割引してくれ、茅野駅までの無料送迎は宿泊客のみもお願いして、差引¥120/人で入浴できたことになりました。茅野駅からの特急あずさも楽々と自由席に座れ、余韻を楽しんで帰ることが出来ました。