南高尾山稜と相模湖南岸のボッチ山に
 山座を稼ぐために近場の山を物色していたら、南高尾山稜に5座と2月の要害山の帰路にボッチ山を目指したが取り付き点が判らず引き返していたのでこの2座再挑戦という計画を立て、「緑のシャワーを浴びませんか」と仲間に誘いのメールを送ったが、体よく断られてしまった。

 百名山とかビックな山志向の仲間には、山親爺の2000座目標というマイナーな山には誰も興味を示さなくなってしまった。

「山高きが尊からず」と言うが、かつては山親爺もそうだったので仕方がない。

 日程  2017618日(日)
 メンバー  山田睦男、近子
 行程  君津IC5:00=高尾山IC6:30=大垂水峠(398m6:55大洞山536m7:30コンピラ山515m7:45中沢山494m8:10…語らいのベンチ8:40/8:55東山460m9:00入沢山490m9:10……大垂水峠10:35=(相模湖プレジャーフォレストから奥牧野相模湖線R517)=ボッチ山取付点11:45大ボッチ山339m12:00小ボッチ山378m12:10…登山口12:40=中華料理店「福龍」=相模湖IC13:55=君津IC15:50  <行動時間3時間40分+55分>
 南高尾山稜のスライドショー
 記録   展望目的の山ではなく、天候は予報通り曇りで雨さえ降らなければと出発し、高尾山ICから大垂水峠を目指したが、危惧した通り駐車場所が無い。相模湖側に降って、引き返してバス停近くに駐車スペースを見つけて一安堵です。

 大垂水峠橋を渡って稜線まで登って1座目の大洞山に到着、樹間から相模湖プレジャーフォレストの観覧車が見えます。山野草の種類は少なく、フタリシズカとナルコユリが目につく程度です。

 早朝のためかハイカーは我々のみでトレイルランナーの多くと行き交い、うらやましく感じます。2座目のコンピラ山には手造りのリュック掛けがユニークで、他の休憩箇所には必ず設置されていてこの山の愛好家の方々でしょう。

 1時間強で3座目の中沢山に到着となかなか効率の良い歩きです。無名の二つのピークを踏んで‘見晴らし台’からは北丹沢の袖平山・黍殻山等が確認できるも次の入沢山が判らなく、朝食は石川PAで天玉蕎麦のみだったので腹も減ってきて、‘語らいのベンチ’で行動食を摂りながら大室山を眺めての休憩です。

ここでGPSを出して入沢山の位置を確認するとこの休憩ベンチから北側の山がそのようです。

 先に進んで登山道から外れて踏み跡を辿ると4座目の東山です。ここから予定通り引き返し、5座目の入沢山を踏みます。真正面に高尾山の社等が確認できます。4座目と5座目には道標がなく山勘を働かせてロスなく済みました。

 復路ではハイカーもちらほら増えてきますがランナーは高尾〜梅の木平間を駆け抜けているようで、最近トレイルランナーのマナーについて言われていますが、今日のランナーは非常に好感が持てました。

 遠くから‘はんげしょう’の葉をよく見かけたことがあるが大垂水峠近くで‘マタタビ‘の花を間近に初めて見たような気がする。

 次のボッチ山を目指します。2月の要害山の帰路に相模湖プレジャーフォレストから歩いて行ったがわからなく引き返していたので、今回はMAPと緯度経度を調べたはずだったが車でウロウロ、地図をよく読むと取り付き点から尾根に直登となっていて、この個所はここしかないと判断して取り付いた。

 踏み跡らしきものが杉林の中にあるも不明瞭、枯葉は厚く積もっていて滑りやすく枯れ枝等をかき分けて詰めると大ボッチ山に、尾根伝いに小ボッチ山に、展望は全くない。降りも四苦八苦して取り付き点に戻ることが出来たが55分の行動なのに汗をかいてしまった。

 ボッチ(勃地)とはアイヌ語の巨大、巨人、高い山、大きな山を指すらしいが、ここのボッチ山は?で、相模湖北岸から眺めるとそのように見えないでも無いが。

 陣馬山トレランの帰路に立ち寄る中華料理店「福龍」で、餃子・炒飯・ニラレバ炒めに7座達成のお祝いと称して自分は生ビールを堪能した。もちろん帰路のドライバーは女房です。

 小仏トンネルの自然渋滞に稲城付近の事故渋滞、調布あたりから大粒の雨がフロントガラスを激しく打ってきたがそう遅れることなく無事帰着できた。

山歩きの時間帯は薄日も射したりしたが、君津は朝から雨だったと聞いた。