小菅の湯から周遊の山旅 
 鶴寝山(1368m)〜大マテイ山(1409m)=高指山(1274m)
 「登りたい山リス」に松姫峠〜大菩薩嶺がピックアップされていて、奈良倉山には依然登っているので日帰りで行けるコースをと、小菅の湯からの周遊で歩けるコースを選択した。君津1番の電車で発っても上野原のバスには間に合わなく、マイカーで行くことにした。

 上野原ICからは隘路・急坂・山道と神経を使う運転で眠気も吹っ飛んで小菅の湯に着いた。

 期日  2017520()
 メンバー 山田睦男 
 行程  君津IC5:00=上野原IC6:207:20小菅の湯7:40…(山沢川沿いコース)…山沢入りのヌタ9:50…(巨樹の路)…鶴寝山10:05/10:30…(日向の路)…山沢入りのヌタ10:45…大マテイ山11:15…棚倉(大ダワ)11:25…高指山12:00…モロクボ平12:2513:10小菅の湯?14:00=上野原IC?:00=君津IC16:25 行動時間<5時間30分>
 小菅の湯から周遊の山旅スライドショー
 記録  小菅の湯に到着して、さあ朝飯をと車内に朝弁が無い。起きてから袋に朝弁とビールを入れたのに忘れていたのだ。行動食では物足りなくなったらと物産展に入ると「店は8:30から営業です」と掃除をしているお兄さんが、棚に‘クルミ入り餅’が¥498であったのでお兄さんに¥500渡して「店が開いたら買っておいて」と頼み込むと快く引き受けてくれた。  行動食のランチパック1個を食べて出発。

 取付きは不明瞭で到着後調べて、伸びた草むらの中に標識があったのでやはり迷っていた夫婦に教えた。

 山沢川沿いを歩くのでミソサザイの囀りが至る所から聴かれて嬉しくなります。林道終点から山葵田が現れ、パワ^スポット的なトチノキの巨樹も現れ、急斜面をトラバース気味に高度を上げていきます。ミソサザイとアカゲラの力強いドラミングの競演にツツドリも合わせて歌ってくれます。

 登り切ると‘山沢入りのヌタ’で爽やかな風が吹きぬけていますが、小さな虫も噴き出た汗にまとわりつきます。

 鶴寝山へは穏やかな尾根道で往路は巨樹のみち、復路は日向みちを採ります。青葉を抜ける緑風に癒されて今日の一座目、累計1600になる鶴寝山に到着、残雪が見事に映える秀麗富嶽が望め、松姫峠からの登山者が5人程やってきましたが又引き返すようです。

 腹が減ってガス欠状態だったので残りの行動食を口にしますが、ご飯でないと力が出ないです。

 山沢入りのヌタに戻って大マテイ山に向かいますが、日向みちの途中からピストンして棚倉にはコースタイム55分、尾根沿いのコースだと40分になっていますが山頂へのルートは無いが、後者を選んで時間と標高から適当なところで尾根のピークに上がると三角点のピークでした。最近鈍っていた山勘が戻ったのかとニンマリです。降っていくと直ぐに地図にはない標識がありました。

 棚倉に着くと大菩薩嶺から来たという登山者が「ゆっくりと歩いて約3時間で来ました」と、紅葉の時期に是非歩いてみたいです。

 高指山は地図にはルートが無かった小菅の湯下山路の途中から尾根沿いに歩けると下調べしていたので、高度計で緯度経度と標高からスムースに山頂に立つことが出来ました。の声が深い森から聴かれました。

 モロクボ平から二か所の分岐ではいずれも小菅の湯方向に足を進めて無事到着です。

 ‘小金持ち工房’で素蕎麦に天婦羅をテントの下で食します。天婦羅は柿の葉・アザミ・野蒜・ユキノシタ・イタドリで素材の原価はタダで\300、蕎麦は\600でした。腹が減っていたので美味く感じるかなと思っていたがそうでもなかった。

 汗した身体を温泉で流して渋滞の前に帰路につきました。

 眺望は若葉が生い茂っていて雁ケ腹摺山と富士山だけでしたが、ミソサザイ・アカゲラ・ツツドリに梟と房総の山では聴かれない小鳥のさえずりを楽しめ、3座をクリアー出来大満足の山歩きでした。