要害山トレッキング
 2月の八重山山行時、富士急山梨バスの山に詳しい案内人から要害山を進められてた。ならば「鉈目会」の解散式?前の最後の山行にと弱脚のメンバーも参加できるではと軟弱な要害山トレッキング道志の「日野出屋」をセットにして計画書を作成し吉ちゃんに賛同を得ようとしたが、『山は高きが貴からず』と言われているが…彼は「低山よりメジャーな由緒ある山に行きたいし、日野出屋は飽いた」と振られたので単独で出かけることにした。
 10日君津には午後に雪も舞ったので、上野原も雪だろうと装備に軽アイゼンも考えたが、新雪だろうだから靴はウォーキングシューズから軽登山靴にストックを追加しアイゼンは外した。
 期 日  2017.2.11(土/建国記念の日) 晴れ   メンバー:単独
 行 程  君津6:02=藤野9:10=鏡渡橋9:30…山の神9:50要害山53610:25風の神(54011:00コヤシロ山600m11:25実成山60911:35尾続山11:55538)…尾続バス停12:20…新井バス停12:45/13:14=上野原13:40=相模湖14:00=相模湖プレジャーフォレスト14:10…(奥牧野相模湖線)…相模湖プレジャーフォレスト?:45=相模湖?:59=君津19:06<行動時間:3時間15分+1時間35分>
 要害山スライドショー
 早朝の内房線の電車は寒く眠気も催さなく、やっと座席の暖房が暖かくなって稲毛あたりからコックリコックリしたようだ。

今日は休日なので東京からは登山者が多く、高尾を過ぎると車窓には銀世界が広がっていて車内には感嘆の声が上がる。高尾・相模湖で山に向かう人が沢山下車、上野原には9:06着なので準備をしていたらみんな立ち上がって下車するのでつられて降りたら、上野原駅と様子が違う一つ手前の藤野駅で大チョンボをやらかしてしまった。

横に座っていた昔のお嬢さんたちも同じで、タクシーで鏡渡橋まで相乗りにすることにしたが、乗ったタクシーの運ちゃん、新人なのか全く地理勘がなく我々がナビになって誘導した。タクシー代は¥2,2 403人で割り勘です。

今朝早くから雪になったとのことで、雪景色の中を歩ける幸運に恵まれたことに感謝です。雪は相模湖から上野原の間で大月には全く雪がないとのことでした。

彼女達お二人は「お喋りしながらゆっくり歩きます」とのことでお先にと、雪道には先行の二人の足跡が刻まれています。

出羽三山の石碑を横目に、目指す要害山を仰ぎ見て山神社に安全祈願をして雑木林や杉林を縫って進みますが、悪戯の風が雪を落として襟首をヒャーとさせたりします。要害山山頂は、戦国時代に甲斐国・相模国・武蔵国境において最大級の山域である「大倉砦」が築かれていたそうで、秋葉大権現の社も鎮座して、富士山から丹沢山系・石老山・陣馬山に八重山などが一望でき気持ちよく見張らせます。

風の神で5人の登山者とすれ違い、コヤシロ山に向かう尾根では西風を真横から受けて木々に被った雪が地吹雪の如く吹き付けて指先や耳たぶが痛くなるほどです。
 コヤシロ山も富士山方向が開けていて休憩には最高ですが、腹も減ってなく次の実成山(ミナシヤマ)に向かい、尾続山を経て尾続バス停に下山します。

バス便はなく新井バス停まで歩いて、到着まで時間があるのでビールを求めて昼食のおかずをつまみに。

このコースは春は桜初夏からは様々な山野草秋は紅葉眺望を満喫するならば木々の葉を落とす今の時期が最適だと思いました。

次の目標のボッチ山に向かうため、相模湖で下車して相模湖プレジャーフォレスに。

地元の人にボッチ山を聞くも「知らない、聞いたことがない」とのことでR517の奥牧野相模湖線を進みます。‘山と高原地図/高尾・陣馬’にはR517の北側の相模湖寄りにボッチ山が記されているからです。

石老山からの下山者が続々と降りてきていて「なんでこの時間に反対方向に登るのだ」といった変な目で見られているようです。

路面は凍結していて、峠では車がスリップして立ち往生、それを見ていて大転倒し右手首を捻挫して湿布している状態です。

ボッチ山がR517から遠ざかっているようだし、取り付きも見当たらなく引き返します。帰ってから調べると、もう少し進むと取り付き点があるようですが、又、宿題が増えたなー。

相模湖からは高尾と東京の二度の乗り換えで順調に君津駅に戻りました。

今までは相模湖の南側の山を歩いていましたが、北側にもまだまだ魅力的な素晴らしい低山が待っているようです。