錦繍に染まる御座山&茂来山
  御座山(オグラヤマ)の名前を知ったのは21年前の日航機が御巣鷹山に墜落(1985.8.12)したとき、当初は御座山ではという情報が流れてその位置を確かめたことがあった。

 それ以来登ってみたい山リストにアップされていた。今回鉈目会で紅葉の山は何処に行こうかと話が出たときに御座山と茂来山(モライサン)に手を挙げて実行に移した。

 日程  平成281022日〜23
 メンバー  山田、吉島、伊藤、工藤
 御座山&茂来山スライドショー
 工藤さんの作品でーす。
 22  君津IC5:00=須玉IC=南相木村・おぐら荘=栗生登山口9:15…不動の滝10:05…大岩10:55…御岳社〔前御座山2040m)〕11:20御座山2112m11:45/12:55…栗生登山口14:40=八峰の湯=民宿・たばた館 <行動時間:5時間25分>
    山の天気予報は‘山登り快適度’のAランクで安心して、談合坂SAまでは車の中で爆睡していた。東側から眺める八ヶ岳は荒々しく目も覚めて栗生登山口に。

朝日を浴びる紅葉に彩られた登山道は歩きやすくウキウキです。不動の滝と大岩で一休みと快調なピッチで進んでいます。大岩から木の根っこと鎖にすがりながら慎重の高度を上げていくと絶好の展望箇所に。国師岳・金峰山・瑞牆山…の奥秩父連山に南アルプスの甲斐駒ケ岳・鋸岳を望んで、再度岩場を通過すると今度はシャクナゲ群生地帯と苔むした林を抜けると御岳社の社があるピークの前御座山です。

ここから一旦60m程下ったところが金山沢のコル。ここから再度登り始めて避難小屋を過ぎると岩稜帯の先に御座山が待っていてくれました。

西側は大きく切れ落ちていてご用心です。ここでアルコールなどはもってのほかです。

360度の展望を貪ります。奥秩父連山から八ヶ岳連峰、蓼科山の右奥に穂高岳からキレット・槍ヶ岳〜鹿島槍ケ岳に、明日登る茂来山に浅間山・妙義山・両神山が。眼下には天狗岳〜男山と期待通りで大満足です。

ワンタンスープにワイン・ビールも振る舞われた昼食をのんびりと楽しみます。我々以外に25人が同じように展望を楽しんでいます。

下山後、八峰の湯の露天風呂から八ヶ岳連峰を望んで、松原湖畔の民宿・たばた館に。疲れた身体にアルコールが染み渡ります。

 23  民宿7:55=小海駅8:10=親沢登山口8:40…林道登山口9:40茂来山1717m10:20/10:50…栗生登山口12:00=長坂IC=君津IC
    松原湖畔を散策して朝食。小海町発行の茂来山ガイドマップに案内されて登山口に。駐車場には1台もなく我々のみの静かな山歩きが期待されます。

 ゲートから3.2qは林道歩きで赤松が多く「茸は獲っては駄目です」の看板が目立つのは「松茸が生えてます」と言っているのです。

そういえば昨日の八峰の湯で松茸が\7,000で売っていて、臭いを嗅ぐと‘マツタケの吸い物’と同じ香りがしていた。マツタケの吸い物とエリンギの混ぜご飯は松茸ごはんと同等か美味しいとの話も出ていました。

 シラカバ交じりの雑木に落葉樹の紅葉が今日も楽しめます。

林道途中から登山口の標識に沿って歩くと黄葉が始まったカラマツ斜面の急坂が待っていて、アカゲラのドラミングや野鳥の混群に足を止めて休んで登り切ると尾根に出ました。落ち葉に足首が埋まるほどの急坂を登り切ると岩場の山頂です。

 S57年浩宮殿下登山記念碑に大山阿夫利神社の祠もあります。

 360度の大展望とありましたが、今日はガスが靄っていて眺望はなかったが、しばらくするとガスが薄れてくると御座山も望める様になります。

 槇沢登山口からきた3人組は下の広場で宴会もどきの食事のようで、下から賑やかな声がしてきたので下山の途に。16人の老々男女のグループでした。

 あっという間に登山口に着いて二日間の秋の山旅を終えました。

 新たに三座をカウント出来ました。

 今回のドライバーは伊藤・吉島両君がしてくれたので帰路も後部座席で居眠りをこきながら楽ちんでした。ありがとう。