『花の名山』月山フラワートレッキング
 「人間に人格があるように、山にも山格がある。その山は月山である」。薫り豊かに匂う山、心が浄化される山、活力をもたらす山、一度登るとその魅力のとりこになる…それが月山である。と資料にあった。三度目の月山であるがまさにその通りです。
 月山トレッキング
 郷里ハイキングクラフでは月一の房総の低山歩きをおこなっているが、何故か今夏は月山に行きたいと要望が出ていたが、そのうちに忘れてくれるであろうと高をくくっていたらどうも本気らしい。それでは体力が一番衰えてきたM君の猛特訓をしないといけないと、本人もその気であり高宕山等4回ほど歩いてどうにか合格点を出し、向郷花火大会とBBQで決起大会まで行って本番に臨むことになった。
 フラワートレッキング
 日程  2016727日(水)〜30日(土)
 メンバー  山田、松本、森内、高木、高橋、平川、湯野川
 727   君津BT21:15=東京22:1223:05=(夜行バス)===
 東京駅前から東北急行バスの3列シート、毛布、トイレ付きの夜行バスはほぼ満員で出発した。自分は慣れたものでまあまあ眠れたが女性陣は眠れなかったとか・・・。
 728   =山交前5:507:20==月山口8:219:14=姥沢9:39…リフト下駅10:00=リフト上駅10:35姥ケ岳(1670m11:25/11:45…金姥12:15…牛首13:05…頂上小屋15:15(行動時間;4時間40分)
 寝不足分を月山口までの高速バスの中で熟睡していた御仁もいた。月山口からは西川町町営バスで姥沢まで、リフト乗り場まで10分近く歩いて、帰路の着替え等はロッカーに預けてリフトに乗る。空模様は曇りだが西の大朝日連峰はうっすらと眺められるのでまあ良しとしよう。リフト上駅は標高1520mで山頂までの累計標高差500mで高宕山に毛が生えたくらいで、行程時間もコースタイムの倍を見込んでいるのでのんびりと姥ケ岳に向かう。小学生達は元気よく駆け下りてくるがM君は足元の高山植物にも目をくれずマイペースで登っている。一応三角点にタッチして金姥に、雪渓の周りはニッコウキスゲ他色とりどりの花々に足が止まってしまいます。金姥から牛首まではなだらかな稜線歩きで日帰りの登山者がもう下ってきます。

 牛首からが今回一番の難所?M君にはHさんがサポート、青空が覗いたり雨がやってきたりしますが、どうにか山頂部の平らなところにガスガ切れると山頂小屋に頂上の社殿も見えてきて安堵の顔が。

 部屋で落ち着いて食堂で乾杯をしていると激しい雨が降り出す、その中を水戸からの団体さん41名が到着です。青空がのぞくと落日がオレンジ色に染まって沈んでいきます。夕食時にはM君は疲れてか喉を通らないと箸を付けませんでした。

 小生は先週の土日に遊びに来た孫から風邪をうつされたのか27日から喉が痛く、酷くなってきて夜中に幾度も目を覚まし、その都度屋外に出ると満天の星が広がっていました。

 729  頂上小屋7:00月山山頂19727:20…月山三角点7:40…頂上小屋8:20…牛首…牛首下分岐11:05…姥沢登山口12:45=志津温泉「ゆきしろ」(行動時間;5時間45分) 
 日の出を拝んで、朝食後山頂の社殿に¥500也を収めてお祓いを受けて山頂に。今日は志津温泉までの下山ですが、宿を予約するときに山頂からだったら泊まらずに帰った方がと言われてた。時間があるので三角点を踏みに社殿の裏側に回って三世の浄土である現在(羽黒山)過去(月山)未来(湯殿山)を望み、庄内平野に日本海も。鳥海山は残念ながら霞んでいて見ることができなかった。三角点では手作りの旗で記念写真撮影が賑やかに行われます。

 下り始めるともうガスガ湧いてきて視界が閉ざされます。湯殿山から登ってくる白装束に身を包んだ人や登山者が多くなります。下りコースは牛首下から姥ケ岳の東側を巻きながらのルートです。登ってくるCT団体の中におばあさんと思しき人が真下を向いたままで必死に歩いていて大丈夫だろうかとよそ事ながら心配します。 リフト上駅との分岐からM君・Hさん・Tさん三人はリフトに、他の4人はリフトに乗らずに姥沢登山口に…このルートは歩く人は少ないようですが、これまでに見かけなかったトキソウ・ツマトリソウ・オタカラコウ・一つ目小僧のギンリョウソウ等に、湧水が二か所あって楽しめました。リフト組はレストランで休憩中で合流して昼食を摂り、バス便まで時間があるので宿に車で迎えに来ていただきました。

 宿には月山湖で全国中学校のカヌー大会参加の香川県5人と同宿で、美味しい夕食をいただきました。夜中には咳が出て苦しいです。

 730   志津温泉8:15=月山口8:45=山形駅10:57(つばさ138号)=東京14:25=君津15:40
 君津到着後即病院に、8月1日も好転せず。2日からの南ア・蝙蝠尾根は中止、JR・山小屋・バスの予約のキャンセルを泣く泣く行った。