新緑の北丹沢主脈縦走と藤野町15名山の4座を歩く 
 北丹沢トレラン過去2回の参加はいずれも第2関門の神ノ川園地でタイムオーバーで完走出来てない。言い訳だが、1回目は台風の影響でコースが日陰沢源頭から犬越路トンネルまでの区間が2km強延びてタイムオーバー5分。2回目は雨でコースが大幅に変更になって第1関門通過時に「第2関門の時間制限はなくなりました」のスタッフの声にのんびりと歩いたら第2関門制限は生かされていて失格しているので、リベンジを含めて<神ノ川園地から袖平山から平丸>のコースを歩くことにした。

ついでに藤野町15名山の中から4座を2日目に歩くことにしたので車中泊することに。天気予報を睨んで実行に移した。

 計画時点で調べていたら、袖平山と姫次は20072月に鉈目会で歩いていたが、姫次八丁坂の頭2座は山座としてカウントして無いことが判明したのでこの2座は追加することにして、今回の7座と併せて9座を加えることが出来る。

 期 日  平成2858日(日)〜9日(月)
 メンバー  山田単独
 スライドショーで写真をお楽しみください
 5/8   自宅4:30=君津IC4:40=相模原IC5:45=神ノ川ヒュッテ6:30/7:05風巻の頭1077m8:40袖平山1432m)10:10/10:30姫次(1433m)10:45黍殻山1273m)…平丸分岐12:00横山沢の頭1210m12:05…青根/橋津原13:15…神ノ川ヒュッテ15:20(車中泊)<行動時間:8時間15分>
 神ノ川林道への入り口を見失って少しのロスタイムを作ったが予定通り到着。ヒュッテのトイレ前の道路には車が縦列で駐車して満杯なので少し戻って駐車場らしきところに停めた。持参弁当を摂って出発。下山後、青根からヒュッテまで約10kmのアスフアルトの歩きがあるので足装備はトレランシューズ、ザックの中身も弁当・行動食・飲料水500t・ウインドヤッケ・エイドキッド・ヘッドランプの軽装とした。それにしても駐車している登山者はどんなコースを歩くのだろうか。戻った時は1台も無かったが。

 青空が拡がり爽やかで歩き始めにオオルリにツツドリの囀りと幸先良い。風巻尾根コースの急登が続き、第2関門リタイアで良かったなーと思ったりもした。

アカゲラの声とシロヤシオに癒されて袖平山に。手前と山頂からと姫次とで富士山の美麗が見事で、しばしじっくりと眺めていた。

 檜洞山山頂の山小屋もはっきりと確かめられ、姫次から登山者と擦違いが増え、その中にランナーが独り走ってきた。アカヤシオはもう盛りを過ぎているが、唐松の新芽は眩しいほど輝いている。黍殻山には巻道を外れて雨量計が設置されている三角点を踏んだ。平丸分岐から少し焼山コースの方に足を延ばして横山沢の頭を踏んだ。

 平丸から急坂を降って、平丸バス停には向かうと遠回りになるので勝手知ってる横山沢のコースに入って‘ミソサザイ’を見て青根に出た。ここで登山終了と言いたいが、神ノ川ヒュッテ迄まだ10kmのアスフアルト道路が待っていて、喉も乾いて「シュワ―」とするためコーラーを自販機で求めて歩き始める。この間は少しでもランランと思っていたが、その気力も元気も無く、気を紛らわしながら、その中に折立姫伝説の「バアバア宮」「ジジイ宮」等の由来立札を読んだり、釣り人を眺めたりします。神ノ川キャンプ場でヒュッテまであと2kmの標識が10分歩くとあと3.5kmと…ガックリです。

ヒュッテに約2時間をかけて到着、車は1台も無くトイレ近くに移動して、袖平山を仰ぎながらお祝いをします。夕食メニューは白飯・カレーに蟹味噌スープの卵とじで質素なものです。疲れに酔いも混じって18時頃には車の中で横になった。

 5/9   神ノ川ヒュッテ5:20=天神峠6:20高倉山(379m)6:35…天神峠6:55名倉金剛山456m7:25鶴島金剛山491m7:40…天神峠8:15=名倉峠8:30石楯山269m8:45…名倉峠9:05=相模湖IC9:20=君津IC10:40
<行動時間:2時間30分>
 4:30頃目覚め、新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込んでウグイスの声を聞きながら軽く体操、朝食はバナナとヨーグルトとコーヒで済ませて出発します。

ナビで石楯尾神社に設定して向かっていると土砂崩れで迂回路に。すると金剛山道標を見つけ、ここが天神峠で高倉山と名倉・鶴島金剛山をピストンします。高倉山とか金剛山とかの名前は、昔は修験者が通った信仰の道だったのだろうと思ったりもした。鶴島金剛山から峰山の奥に昨日歩いた袖平山から黍殻山の稜線が眺められ、大室山の山頂はガスで覆われています。山路はヤマツツジが飾りメジロの囀りがしきりに聞かれます。

 更に石楯尾神社に向かっていると2月阿夫利山の帰路に京塚山登山口を探すのにウロウロした見覚えのある芸術の道の中に石楯山登山口の標識が、ここからピストンして4座を稼ぐことが出来ました。土砂崩れでの迂回路はコースタイム短縮となって感謝です。計画通りの山行で累計1,548座となりました。